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彼岸花
僕は小早川隆景
兄、吉川元春の《精霊》
就任したばかりで召喚術も未熟というか知らないけれど
春兄の為ならなんだってやってやるさ
…早速大変なことが起こりかけてるんだけどね
「季節はずれの彼岸花…か」
春兄は僕の足元に咲いている彼岸花をみてしかめっ面
こうしてみると美少女面が台無し
「隆景」
「なに?」
「今思い出したんだが…私が箱庭にきか……来たときもこうだったんだ」
「へっ!?」
春兄は確か戦いの最中に死んだんだよね…
じゃあこの花たちはいった…って!すごく増えてる!!!
「彼岸花は箱庭においては死者が送られてくる印、こんなにも咲くというと…生きとし生けるモノの世界はどうなっている…」
「いきとしいけるもののせかい?」
というか、春兄…帰還って言いかけた気がするけど……気のせいかな
まぁ、いいや