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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
7 女四会、そんでもって女死会
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1 いざ行かん県外

通学が電車になっている烏丸だが、中部地方側に出るのは恐らく初めてじゃないかと電車で揺られながら考える。

烏丸の隣には妹の三菜。結局アレ以降予定がなく、鍋大会に参加することになったのである。

「しかし県外の友達作るとは、流石大学生だね」

「別に大学生だから出来た友達というわけでも無いんだけど」妹の返事にやや迷う烏丸。

「アタシがついて来て良かったのかしら」妹の疑問は最もだが、向こうももう一人いる。

「2対2でちょうどいいのよ、ついたら高磯さんにちゃんとお礼を言いなさいね」

「それは分かるんだけど、2対2って何よ向こうでかち合いでもやるつもり?」

「古谷くん呼んだらハーレムだし」

「多分普通に逃走するよ古谷の兄さん」

「あんな感じで意外にムッツリスケベだったらどうします?」

「有り得るからやめようお姉ちゃん」

 ちなみに鍋の材料は現地購入というわけで、今の2人は軽装である。鞄も小物鞄程度に済ませている。

「しかし高磯さんの友達に会うのも初めてなんだよね?」妹が更に質問をしてくる。

「そこなのよね……いきなり行って本当に良かったのかしらと何度思ったか」手を頭に当て考えこむ烏丸。

「京都の方が『ぶぶ漬けでも食べていきます』みたいなニュアンスで言ってたり」

「やめて下さい、高磯さん無表情娘っぽいから裏でそんなの考えてたら私倒れます」

「お姉ちゃんメンタル強いから大丈夫、古谷の兄さん振り回してるぐらいだし」

「あの人は誰かを振り回すことがあんまり無いですから……」

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