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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
6 街へ行こうよ小説家の2人
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11 帰りの電車で再び

「この間お花を頂いた分、古谷くんにプレゼントを買おうかなと思ったんですよ」

「ほう」取り敢えず頷く古谷。

「結局決まりませんでした」にこやかに言う烏丸。

「うんうん……ん?」

「そういう訳で、また来週にでも待ってて下さい」

「わざわざ言う必要性があったのかと」アンタ何言ってんだという表情をしながら古谷が返答する。

「あ、古谷くん『アンタ何言ってんだ』って思いましたよね」

「うるせーバカたれ、僕は今考え事しているんだ」

 烏丸という苗字はあまり聞かないが、ひょっとしたら遠い親戚なのだろうか。そんな事を考えつつ、古谷は昼に辰巳と交わした会話を思い出していた。

「古谷くん、すぐ考え込むからね」ヤレヤレと言わんばかりに烏丸は肩をすくめてみせた。

「誰のせいだと思ってるんだ、誰の」手をヒラヒラさせて面倒臭そうに呟く。

「私のせいですか?」

「……他人の空似、というか。似てはないな、ゴメン」

 変なのー、と烏丸は呟いた。

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