表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
6 街へ行こうよ小説家の2人
73/191

#4 5人の編人たち

 部室には4人、高磯と古谷と3年生と新入生。先輩は竹内たけうち藍子あいこと名乗り、同級生は名前を仲林なかばやし智海ともみと名乗った。

「ってことは香波ちゃん、私達が新入生ってことでいいよね?」とは智美。

 どうなんだろう、と少し考えこむ高磯。今までの人生で、積極的に人に関わられたことがあまりない。

 今までの人生の生き方には疲れてきたぐらいだ、もしかしたら、ここにいれば何か変わるかもしれない。

「仮入部、でいいなら考えときますよ」

 高磯が出した決断は、一旦の保留だった。とその時、再び背後のドアがガラリと開く。

「北野涼太、高校二年です」相手が誰か確認する前に名乗りきった。あまりのことで高磯は反応を返せない。

「その言い方は最適解じゃないぞ北野」古谷が指摘する内に、開いている椅子に座り何やら紙を取り出す北野。

「ミレニアム問題は知ってるかな」いきなりの問いかけに、新入生2人は首を振る。

「ホント、残念イケメンとはこの事を言うのかな北野クン」とは3年、竹内藍子。

「なんです、解いたら美味しい牛肉でも食べれるんですか!?」と1年仲林智美。

「それミディアム」と念押しで突っ込みをいれる2年古谷修一。

 唐突な変人の登場に返事ができない1年高磯香波、合計5人。

 ……もしかしたら、とんでもないメンツに囲まれてしまったのかもしれないと思いつつ、弁当の千切りキャベツをモグモグ咀嚼する高磯であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ