表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
6 街へ行こうよ小説家の2人
66/191

◇5 訪+古谷+喫茶店

辰巳から話を聞くに、その小説家の女性は喫茶店に訪れる予定があるらしい。

「そんな個人の予定とかをなんで取材する側が知ってるのよ、やっぱり新聞社含めてストーキングじゃ」

「違うって、俺だって急にこの取材の話が回ってきて混乱してる最中なんだから」

「だからあんなセルフウォーリーを探して下さいみたいなことやってたんですか」

「そんなに酷かったか!?」自覚がないならもう手遅れだ、と烏丸は放って置く。

兄妹という関係を利用して(その通りではあるが)、街に買い物をしに来た2人を装い喫茶店に入ってゆく。


「……来たよ、あの子だ」ドアの方に集中していた辰巳が先に気がつく。

続いて烏丸も顔を向ける。……純朴そうな子だった、写真で見るとちょっと目が怖かったものの。

「誰かと話でもするのかしら、そもそもなんでこの喫茶に来るって分かったの」

「これも上から言われたことで、スマンがさっぱりだ」視線は彼女を追いかけたまま、辰巳は返した。

「おう、ここで会ったが何年目だっけか」

「2年と172日」

あれ、と烏丸は思う。

「古谷君じゃないの、相手」思わず口に出してしまう。

「知り合いなのか?」烏丸は、兄に古谷のことを話していないことを思い出す。

「なんというか、友人よ」

「そいつがどうして高磯香波と会ったりするんだ?」

「流石にそんなことまでは分からないわよ……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ