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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
6 街へ行こうよ小説家の2人
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◆4 後輩で友人、無表情

「朝早くから申し訳ないです、先輩」切れ長の眼で古谷を見ながら、香波は言葉上では謝っていた。

「その申し訳ない要素が何処らへんに出てるのか分からんわ、アンタ無表情すぎ」一応からかいのつもりで言う古谷。

すいません、と謝るものの無表情は変わらない。昔からこうだものな、と呟く古谷。

「今日、どうしたんだ」

「先輩に、お話があって来たの」

「うん、そこは知ってるんだけど」この子、時偶言葉が足りないところがあるのは治らないなと思った古谷。

「正確には、古谷先輩に契約を申し込みたいんですよね」

「…………。」今度は、古谷の表情が固まる番だった。お面を被ったように固まる2人。


「いや契約の内容って何よ、このまま押し黙ってコーヒー冷めるの待つんか」古谷は思わず吹き出しながら言う。

「すいません、そういえば私は注文してなかったわね」

……微妙に敬語と普通語がごった煮になってるな、と古谷は思う。

香波の注文は大豆ラテ。

「先輩、まだ甘党治ってないの」

「甘党を病気みたいに言うのはやめろ」

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