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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
1 小説を書き始める2人
5/191

4.奥の細道、現代エディション

「今度の問題はですね」

「例の小説ですかい」長編を書き始める予定だ、と古谷は烏丸から聞いていた。

「そうです、ジャンルを決めてませんでした」

「どうしてそれで書き出せたのか理解に苦しむわ!」と古谷は頭を抱えた。

「折角書くのなら皆に読まれるジャンルで書きたいのですが」携帯を取り出し、調べ始めた。古谷も手持ち無沙汰なのは困るので調べる。

――

「……売れている電子書籍はビジネス本・自己啓発本だってさ」

「7つの大罪ですか」

自我解決法インサイド・アウトってやかましいわ」そもそもそれは7つの習慣だろと重ねて返す古谷。

「中二病っぽいことを言うんですね」無情にも烏丸はからかいで返す。

「振ったのはアンタだろうがぁ!」

「テーマとしては『健康』や『旅行』も売れるみたいですね」すぐに冷静になる烏丸。古谷はバテながらも調査の結果を続ける。

「ただ流行無関係に売れるのはやはり文学だって」

「文学と健康と旅行を合わせればより多くの人に手にとってもらえるんですか?」

「どんな本になるんだよそれ……」古谷はたじろぐ。

「全国を行脚しながらウォーキングの楽しさ、有用性を伝えつつ観光地紹介を文学で伝えるという……」

「奥の細道かよ」

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