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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
5 小説、中断
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4 手段、取材

「厄介だな」一人自室で呟いた。なにしろ、こういった匿名の悪意に対しての手段は限られている。こちらから住所やメールアドレスを探る、といった犯罪まがいのことは無論出来ない。ネット上で相手を攻撃することは可能ではあるが、実入りは少ない。少なくともやりたくは、ない。それよりかは、烏丸の様子が不安であった。今後の更新が止まることは出来れば避けたい、と古谷は考えている。それが小説上の共同関係なのか、友人関係なのかは今ひとつ整理がつかなかったが。

こういう時に、あまり電話で話すのは得意ではない。相手はメールで一応は大丈夫であることを装っているのだ。直接事情を尋ねず、なんとか烏丸を元気づける方法がないか、古谷は考え込んだ。

 携帯電話の着信音。卯島編集からのメールだった。メールの内容は仕事の愚痴、をギャル文字。よりによってこんな時に、とメール画面を閉じかける。

…………否。再び画面を開き、手早くメールをうちはじめる。

『相談したいことが有るんですが、一度取材の体で会うことは出来ないでしょうか?』

 後日、衣川店長の喫茶店で相談に乗ってもらうことに決まった。

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