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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
1 小説を書き始める2人
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2.小説にもハードルがある

「僕は中学1年の頃背伸びして『坊っちゃん』を読もうとしていた」昔読んでいた本の話し合いについて、古谷がそう答えた。

「もう中二病に入ってたんですか」あんまりな回答を返す烏丸。

「多分山月記あたりの影響な気がする」あまり意に介さない古谷。

「どちらもあまり中学ではやらないような気がしますけど……」

「漫画で読めればもうちょい続いたかもな、前半読んだ当たりで力尽きた気がする」

「飽きっぽいんですか」

「坊やだったからさ」やれやれとでも言いたげに昔の自分についてぼやく。

「でも本も年齢層ってありますよね」

「上限というのはなんとなく想像しやすいけど。幼稚園児あたりに『吾輩は猫である』は読めないだろうから」

「『100万回生きていたネコ』の方が読まれるでしょうね。でもある本を読む年齢層にも上限はあると思いますよ、絵本や漫画は大人に触れにくいかと」

「家の爺さんは昨日僕が引っ張り出してきたスーパーマリオくんをみて年甲斐も無くゲラゲラ笑ってた」

「あらお若い」思わず笑った顔になる烏丸。

「笑いすぎて入れ歯が外れてた」

「あらお若くない」何故か笑顔が増した。

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