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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
9 後方支援/情報複製
174/191

O 三人目の内通者と異なる目的

「小説のバックアップはまだ持っているよな」

「はい」

「多分辰巳さんの方から聞いてるかもしれないが、原稿のバックアップとセキュリティはちゃんとしたよな」

「そのセキュリティについて説明されたものの、良く分からなかったんですが」

「だろうな、データ丸々盗まれてたし。しかも3グループに」

「……マジですか、発端が多すぎて誰か分からないんですけど」

「ソーシャルハッキングを仕掛けたのが仲林、実際にハッキングしたのは黙秘させてもらう」

「アテは有るんですけどね、北野先輩プログラミング得意でしたっけ」

「怒らんのか」

「怒られるべきは自分でしょう」

「……僕たちは辰巳さんとは別の方向で目標を作っていた。竹内先輩と北野、仲林も含んで文藝部4人。目的は小説の公表と加害中傷の阻止」

「ハブとか悲しいですね」言葉とは裏腹に、冗談交じりの話にほんの少し口元が緩む高磯。

「かなり大変だった。元の小説なら被害者と加害者やイジメの描写が明らかに誰がやったか分かってしまうからな、ひたすら校正に校正をかけて」そこで口を噤む古谷。

「高磯」

「はい」

「いじめの被害者で事件の加害者。最後に全員を殺害し自殺する犯人。あれは高磯自身だったのか」

「……参考にしたのは複数人物の受けた虐待行為ですから、全部が全部では有りませんでした」

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