表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
9 後方支援/情報複製
169/191

J 疑惑者多数

既に受付時間終了後の出版社。人もややまばらになってきた待合室のなか烏丸は周りの様子を伺っていた。

事前に烏丸と入れ替わりで待機していた人物から聞くに、原稿を持ちだしたらしい人物は今のところ見つかっていないらしい。

「じゃあ問題はコレ以降原稿を外に持ち出す人物が居るかどうか、ですね」

「もう既に持ちだされている場合を除いたら、だけど」見張りの交代要員の男性が不安そうに呟く。

「……つかぬことをお聞きしますが、しっかり見てました?」

「昔からウォーリーを探せとミッケは大の苦手で」

「今度強化合宿が有るそうなので参加してみては如何です」

「えっ、それ本当?」とても興味深そうに聞き出す男性。

「マ、マジにしないでください」ジョークを仕掛けた側が焦る羽目になった。


一度散会し、じっと受付部先を見つめる烏丸。

受付作業が終わって向こう側も一段落とばかりに、やや引き締まってない顔ぶれも見られる。

そもそも原稿が紛失される事を知らないであろう人物達も多いのだろう、と烏丸は予測した。

時刻は昼過ぎ。受付時間が1日の午前中だけに限られているのも既に異常な状況だがそれを受け付ける側の人物達も確かに大変だっただろうな、とぼんやり思う。


その最中、妙に怪しい人物を烏丸は見かけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ