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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
9 後方支援/情報複製
166/191

G 調査員突入

「落としてませんでしたっけ、じゃあ私の勘違いですね……忙しい中すいません」

 烏丸は携帯電話の通信を切り再び電話を掛ける。今度は叔父と辰巳にであった。

「時間稼ぎに利用して済まない、水果」

「良いんだけど、このままだと古谷君の原稿が完全に無くなってしまうって事よね」

「阻止するか」叔父のパソコンから繋いだ通話で、3人会話中の親族たち。

「可能な限りそうするつもり」

「そもそも原稿が無くなるっていうのはどういうことなんだい」喫茶店でパソコンから通信拠点となっているのは叔父である。

「出版社内部に原稿をわざと紛失させようとする流れがあってな」

「ハッカーまで雇ってかしら」電話口の声がやや不安に揺れる烏丸。

「ハッカーじゃない、クラッカーだよ」自分のパソコンを持ち歩いている分そういった用語に少し見識があるのは叔父。

「クラッカーの事ハッカーって呼ぶとハッカーが怒るぞ」辰巳も知っていた。

「知りませんそんな用語、ハッキングで大事に成るってことだけしか理解してませんし」疎いのが自分だけと知り烏丸は少し焦る。

「そんなんでハッキングゲームやってたのか、許されざる」辰巳の口調が少し冗談味を帯びる。

「あれは鬼ごっこゲームだからねー」下らない話をして少し烏丸も落ち着いた。

「……それじゃ、会社の方に入っていくかい?」叔父が切り出す。

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