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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
9 後方支援/情報複製
163/191

D 待機時間中

 受付開始時刻が遅くなるとの知らせが受付に届き、古谷と高磯の2人は一旦待合室から出てビル内の廊下で立ち話をすることにした。

「古谷先輩、手提げかばんなんですね」

「高磯は普段からリュックサックで行動するっけか」

「今日だけです、原稿が案外重たかったんで」

「炭素の分だけ重たくなってるだろうな」

「工学部らしい発言といいますか。大学に入ってから理科系全く身近に触れなくなったもので」

「こっちはコッチで、小説書いてなかったら簡単な漢字も間違えそうだよ」

「英語は使うんですか」

「……たまに?」

「疑問形なのは大丈夫なんですか」

「第一外国語は単位が『可』だったもので」

「表現でぼかしてもダメです、要するにD評価だったと」

「そんなこといってもさ、大学入ったら単位所得難しくならない?」

「気持ちは分かりますが評価低いと後々に響きませんか」

「大丈夫……多分……きっと……maybe……」

「なんで段々声が弱くなってるんですか、文藝部の時の古谷先輩は輝いてましたよ」

「先輩と後輩2人に振り回されていたのを輝いていたと評するのか」

「振り回してましたっけ」

「自覚なしかよチクショウ」


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