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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
7 女四会、そんでもって女死会
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間-2 メールを送る

携帯を開いたがてら、以前から気になっていた事柄について竹内にメールを送ろうとする。

「そもそもあの先輩はメール送っても返信来ないしな……」

以前そうしたメールを竹内に送ったことが古谷にもあった。

しかし彼女はその時海外に出ていて、連絡が帰ってきたのが日本に帰ってきたタイミング。即ち半年後だった。

海外で携帯使えませんでしたっけ、という竹内への疑問のメールも3週間後に戻ってくると散々だったので、

彼女と連絡を取るには直接電話するしか無い、それが繋がらなかったらもう諦めようという結論に至っている。

しかし、電話をする勇気が古谷には出なかった。

自身がある意味勝手な事情で書くことを辞めてしまったこと、本当に辰巳と結託して何か事件を引き起こそうとしているのか。或いは引き留めようとしているのか。

湧き上がる色々な思いがごちゃ混ぜになって、古谷自身には収拾がつかなくなる。

「……なーんか面倒だ」

上手く自分の思考をまとめられず、面倒の一言に集約しようとする古谷。そう言ってしまうことで、単に自分が物ぐさだということにしておきたいと考えている。

自分自身だけの問題なら迷ったままでいいが、今回は高磯も関わっている。

「昼食べたら、電話してみようか」

自分に対して言い聞かせるように、古谷はひとりごつ。

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