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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
7 女四会、そんでもって女死会
119/191

22 8度死にかけたそうな

「さっきまでゲームしてたから、三菜ちゃん料理の準備お願いしますね」

はいよーという返事で三菜は腕をパタパタ振りながら答える。流石に先ほどの技は応えたようだ。

「高磯ちゃんは料理出来るのかしら」

「……引っ越して来てから包丁何回持った?」多分駄目だろうけど、と思いつつ高磯に尋ねる仲林。今日になって鍋を洗うようだから、そんなに料理してないだろうと勝手に予想していた。

「片手の指で足りる回数ほど」予想的中。

「オッケイ香波ちゃん座ってて、烏丸さんは休んでてくださいな。1キッチンに3人は集まれないので」やれやれと言いたくなるのを抑えて、人員整理を再開する。

「あら、有難う。働き漬けになってしまうといけないからどっかのタイミングで交代しましょ」

「ちなみにメシマズと言われる部類ほどぶっ飛んだものは作れません」悔し紛れなのか、高磯は謎のフォローを図る。

「ウチの母親とどっちがマシだろ、姉ちゃん」

「普通の生活を送ることが出来て、味覚がまともな人間ならオカンよりマシよ」

「一体烏丸家では何が起こってるんですか」仲林、困惑。

「バイオテロ」烏丸は真顔で返す。

「人間の味覚耐久試験」三菜は死んだ目でぼんやり答えた。

「怖っ」

「よく生きてましたね……」高磯の新たな友人にも、また複雑な食糧事情があるのだなと不思議な因果を感じつつある仲林。高磯も大概ちゃんとしたものを食べていないことを危惧しつつ、三菜と調理の用意を開始する。


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