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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
7 女四会、そんでもって女死会
116/191

19 5戦2勝1引き分け

電話がかかってくる……どちらも取れない。

「高磯さん、電話かかってますよ」

「三菜ちゃんの携帯にもかかってるわよ、電話取らないと」

「高磯さんが電話とったらとりますよ」

「じゃあ私後でとるから、お先にどうぞ」

テレビ画面からは風の音。指はコントローラーの赤いボタンに添えたまま、破裂音をまつ2人。

「……ぐぬぬ」

「……ふーむ」

耐久戦と化していた携帯との戦い、譲れない2人のプレイヤーの戦い。

勝負は刹那の内に決まる。

パン、と小気味よい破裂音と共に画面が光る。

ボタンを押す2人、結果は引き分けで同時判定。

「これで5戦マッチは継続ですか」

「正直これってチキンレースの様相を呈してるんじゃないかしら」

「構わないです、私はこの刹那に掛けます」

「その心意気は尊敬に値するわ、小説家ということを置いておいて」

「いや正直ここで引くとかえって虚しいというか」

「言わないでそれは」

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