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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
7 女四会、そんでもって女死会
115/191

18 4人分の食材は何g?

「結局水菜って全く無いんだっけ」

「……それ忘れてましたね」

「オッケイ、電話してみよう」

互いに携帯電話を掛ける。…………繋がらない。

「あの2人、まさかどこかに出かけたりしたのかしら」

「いや、多分ゲーム中の筈ですよ」

「ゲーム中で出れないとか」

「帰ったらほっぺた捻っておきますね」

「私は妹のほうを〆ておこう」

保護者達、ゲーマー勢の私刑を決定していた。

スーパー内で水菜をひとまずカゴに放り込んで、鶏団子も念のため買っておく。余る文には高磯が食べるだろうと烏丸は予想したが、仲林はそれをよしとせず烏丸に持って帰るよう頼んだ。

疑問を呈したものの、高磯の普段の食生活から考えると確かに消費しきれないだろうという仲林のツッコミは納得の行くものだった。なので、少し高めに食費を出すことに決定する。……家主の意思はスルーして。

「そういえば、ラスト鍋の方の用意は出来てます?」

「……一応ね、あんまり大味なのは食べたくないけど」

「烏丸さんが吹っ飛んだことしなければ大丈夫だとは思うんですけど」

「だよね、高磯ちゃんぶっ飛んだことしなさそうだし……」

「もし私の先輩が来たら話は別だったんですが」

「それって古屋くんの事?」ちょっと驚いた顔をして烏丸は尋ねる。

「いえ、古谷先輩の更に1つ上にもう一人ヤバい人が」

「ヤバイ人っていう字面が想像したく無いんだけど」

「あの人の形容方法が、私も良くわからないんです」

「その人なら、何を混ぜたと思う?」

「わざと賞味期限を切らしたカレー粉を突っ込みます」

「それは愉快犯というのでは」

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