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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
7 女四会、そんでもって女死会
113/191

16 2度めの買い出し、保護者枠

「何が足りないんでしたっけ」懐からメモを取り出し、烏丸は材料を再確認する。

「水菜と豚肉ですよ、ちゃちゃっと買っちゃいましょう」一方、仲林は記憶していた。

「高磯ちゃん、意外と抜けてる所有るのね。初対面だと結構クールな子だと思ったんだけど」

「あの子滅茶苦茶抜けてますよ、ネジが1本どころか3本ぐらい抜けてます」やれやれと言わんばかりに仲林は手振りを加える。

「ブラジルの忘れん坊よりマシじゃない」

「彼と比べるのは色々と違うと思います、あと世代がバレます」

 思わぬところでジェネレーションギャップを感じる2人。

「私達の世代で一番合うのって何だっけ」

「世代から言ったら大分近い筈なんですけどね」

「2年違いって、大学に入ったら気にならなくなるよね……」

「私は人の年齢見るの凄い苦手で、取り敢えず見かけたら先輩扱いしてます」

「出来れば後輩か同期扱いしてもらえると助かるの、最近妹に年食ったなって言われだして」

「中学生以上はジジババですよ」

「ショタコンですかアンタ」

「妹ちゃんはストライクゾーンじゃないですよ」

「仮にそうなら今スグ帰りますがな」

「恋愛対象は特に無いので大丈夫です、あと一応今日が初対面なのに何でこんな変な話になってるんですか」

「仲林さんや、キッカケはアナタなのよ」

 高磯の自宅、もといアパートから徒歩10分とかからない距離の、やや小さい規模のスーパーマーケットに辿り着く。初めから材料をここで買えば良かったんじゃないかと烏丸はやや疑問に思う。しかし仲林から聞くに、品揃えがそんなに豊富では無いらしい。以前高磯の家でご飯を食べた時に買い物に来たことがあると仲林は語った。

「品揃えが少ないというのは、生鮮食品が少ないの?」

「いえ、私の好きなカレー粉が有りませんでしたので」

「それはまた」

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