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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
7 女四会、そんでもって女死会
109/191

13 Four of not a kind(誤記)

「質問していい、香波ちゃん」玄関に上る前に、仲林が問いただす。

「……はい」どこか神妙な顔つきをしている高磯。

「何で玄関のところに、大量の土鍋が置いてあるのかしら」土鍋が5つ。

「今日のために、さっき買ってきました」高磯はうなだれて返答する。

「お客さんの前だし手短に。昨日早めに帰って掃除するって言ったよね?」

「執筆に熱が入って」

 仲林、高磯の頬を指でつまみ引っ張る。

「人を家に招くっていうのならそれ相応の用意が必要ってこないだ言ったよねぇ」面倒臭そうな顔をする仲林。

「トモちゃん、流石に卒業して2年だし竹内先輩の遺言は守らなくていいと思うの」表情こそ冷静そうに見えるが、目が仲林の手を追ってしまっている高磯。

「死んでないわよ、この物理制裁は香波ちゃんの生活習慣病が治るまで辞めない」

 仲林が引っ張りを強める。んーという声にならない悲鳴が上がった。

「良いですね、ウチの叔父さんにもこの手段とってみましょうか」ちょっと考えて言い出す烏丸。

「お姉ちゃん、多分普段もっとヒドイことしてるからそんなに効かないと思うよ」普段は、料理の味付けをわざと失敗することで制裁を加えている烏丸。そもそも姪に料理を作らせるのが悪いと割り切っているが。

 玄関口で立ち呆けしながらそんな事を呟く姉妹であった。

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