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タイトルは「小説の書き方」  作者: ドライパイン
7 女四会、そんでもって女死会
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4 買い出し部隊、烏丸家

「それでお姉ちゃん、買ってきて欲しいって頼まれたのは何なの?」

「ちょい待ち、メールに届いてる」完全に忘れていた烏丸。

 2人はまだ電車に揺られている途中だが、あんまり長いので三菜の方もつい聞いてしまったのだ。

「…………」メールの文面を見て思い出し、表情が固まる烏丸。

「どしたん?」

「何でもいい、だそうです」

「おっしゃー猪鍋にしようか姉ちゃん」乗り気な妹、しかし肝心な事を烏丸は伝えていない。

「『食べれる用の鍋は用意していますので、自由に買ってください』ってある」

「……えっ?」意味が一瞬飲み込めず、呆然とする妹。この間、烏丸もそんなリアクションをした。

「つまりこの女子会は……闇鍋大会だったんだよ!」

「な、なんだってー!?」ノリを重ねる妹。

「大体『食べれる用』って何ですか、食べれない鍋って何なんですか!」

「フフッ、お姉ちゃんこれはチャンスだよ」不敵に妹が笑い出すのを、烏丸は驚いて見つめていた。

「チャンスって、どういうこと? まさか腹に当たってアタックチャンスとか言わないよね」

「そう、私達の芸人魂を2人に見せつけてそれ以降の会話のアドバンテージを握るチャンスよ!」

「そんなバッドステータスいらないから、私は平穏に食事をしたいだけなんだから」

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