表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/191

「小説の書き方」にしましょう

「長いようで案外短かったな、一作書くのに」手元の紙をめくりながら、古谷は呟く。

「作家の方の平均が年に3冊と何処かに書いていたので、少し早いぐらいですね」昨日までタイピングしていた分、喫茶店でグッタリしているのは烏丸。

「校正作業が結構かかりそうだけど」烏丸の小説に多くのミスを見つけたようだ。

「そんなにミスしてましたか」烏丸、ショックを受ける。

「僕もすぐに新しいの書くわけじゃないから、多少は手伝う」一旦めくる手をとめて、古谷は返答する。

「でもひとまずは、お互いお疲れ様でした」

「お疲れ様でした、本当に」やや苦笑いと共に烏丸は返す。

「校正作業が終わったら、新しくまた小説を書いたりする予定はあるか?」

 やや考えこむ烏丸。うん、と頷き口を開く。

「一つ、今度は文学ジャンルにでも挑戦しようかと思いまして」

 ふむ、と古谷が相槌を打つ。

「なんのノウハウも無い状態から、古谷さんと協力したりで一応小説を書き上げることが出来たので。今度はそれを題材にして小説でも書こうかと」

「……タイトルは?」古谷は怪訝な顔で尋ねる。

「……タイトルは、『小説の書き方』とでもしましょうか」

「それ作家の人に怒られると思うぞ」古谷に苦笑いが感染うつった。


登場人物


古谷修二フルヤシュウジ:小説家で大学3年。PNは河辺。一度小説を書いたことがある、と烏丸に伝えている。ジャンルはミステリ。


烏丸水果カラスマミカ:書店員で大学4年。書店でのタグ付けが有名。祖父の小説を見たことで、小説を書こうと志す。ジャンルはSF、現代異能。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ