第5話 フリー
「探しました。五反田さん」
亘は何が何だか分からなかった。
こんな喋るハムスターを連れたやけに料理だけうまいバカが、何で天皇の秘書に探されてるんだ?亘はこんがらがった。
「雅子様もお待ちしています」
え――――!雅子様が待ってる!?一度でも待たせてみたい。
亘は我慢しきれず言った。
「何で!雅子様が待つなんて、こいつはなんですか!?」
「天皇付属の調理師です。日本で3本の指に入るぐらい料理はうまいんですよ」
え―――――!「愛子様の離乳食を作られています」
亘はもう何が何だか分からなかったがだんだん理解できた。だから時給6千円なんだ。
「おお、テムテム様探しました」
「おーす」
「テムテムは何」
「防犯小型ロボットです」
ああ、もういいや。亘はもうあきあきした。
五反田は舌打ちしている。
「オレはもうちょっとフリーなコックがいいんだ!ワンピースのサンジみたいに」
「お願いします!」
秘書は土下座した。亘はすげぇと思った。天皇の秘書を土下座するなんて
「明日、明日行くよ」
「じゃ、今日私、泊まらせていただきます」
亘はため息をした。
秘書は、すごく酒に強かった。しかも、泣き上戸だった。
そして、翌日、秘書は悲鳴をあげた。見ると、置き手紙があった。
「悪い、やっぱりフリー上等! 五反田 テムテム」
子供たち、泣いてました。
ボロ泣きです。テムテムぅとかいってます。ああ。
亘は面白かったなとか思ってました。
亘は残りの人生を面白く生きようと思ってました。
完
ありがと―――――――――――――――――――――!!!!!




