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ラスティア群像劇~第2章~  作者: niseimo38


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004、縫界衛士の人気

AI作成、セリフ一部修正筆者

春奈たちは吹雪に導かれるまま、紅孩公国の町を歩いていた。

町の人々が次々と声をかける。


「吹雪さん! 今日も巡回かい?」

「吹雪さん、うちのお店に寄っておくれよ」

「吹雪さん、今日は裂け目の兆候ない?」

「吹雪さんがいてくれて助かってるよ」

「吹雪さん、くれはちゃんは元気かい?」


矢継ぎ早の声に、吹雪は微動だにせず前を進む。「……面倒」

春奈は思わず笑った。「ハハ、人気なんだな」

吹雪は少し顔をしかめ、ぽつりと。「そんなのいらない」

フォルタは淡々と解析する。「否定。吹雪さんの心拍数わずかに上昇。嬉しいと判断」

吹雪は再び小さく「……面倒」と言う。


町を抜け、やがて城の門前に到着する。門番は吹雪を見て、次に春奈たちを見て理解した。


「では、扉番にも伝えてまいります」

吹雪は短く「ん……」と答え、奥へと歩みを進める。


廊下を進む途中、長身の料理人が声をかけてきた。


「あ、吹雪さん。ちょうど良かった。これ、持っていってくださいよ」


手渡された大きな紙袋の中には、焼きたてのたい焼きがぎっしり詰まっていた。


「レン嬢に渡す用に作ったんだけど、作りすぎちゃってさ。城中に配ってくれ。吹雪さんからなら、みんな喜ぶと思う」

「自分でやって」

「いや、照れんなって。俺が渡すより、吹雪さんから渡した方が絶対嬉しいんだし」


吹雪は一つ取り、たい焼きを口に運ぶ。砂糖の甘さは控えめで、小豆本来の風味が口に広がる。


「……うまい」


長身の料理人――ディアーは満足そうに頷き、くすりと笑った。

「だろ? 餡にこだわったんだ。甘さ控えめにして、小豆本来の甘みを大事にしたんだ。ここは辛党が多いから、ちょうどいい塩梅だろ」


たい焼きを抱え、吹雪は謁見室へと歩みを進めた。紙袋の重みよりも、心の中の微かな温かさを抱きしめるように。


吹雪さんの人気ぶりがうかがえますね。

今まで俗世的に過ごしてきた本人にとっては嬉しさと戸惑いもあることでしょう。

でも真に吹雪が見ている部分はおそらく本人にしか分からないと思います。

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