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ラスティア群像劇~第2章~  作者: niseimo38


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18/18

018、交わりと修復師

AI作成、セリフ筆者

夏美が意識を取り戻した翌日。紅孩公国の静かな間に、春奈と夏美、そしてフォルタが足を踏み入れた。二人の前には、紅連狼と白雪が控えている。


「今まで、本当にありがとうございました」

春奈の声は真摯で、僅かに緊張を含んでいた。


連狼は夏美を見つめ、柔らかな笑みを浮かべる。

「よい。なによりじゃ」

一拍おいて、

「こうして無事戻ってこられたのだからの」


しかし春奈の表情は揺らぐ。

「いえ……違います」

連狼は眉を上げ、問いかける。「ほう。言うてみい」

「おそらく、"混じって"ますね」

夏美も静かに頷いた。「そうかもしれないね」


連狼は少し考え込み、やがて納得したように微笑んだ。「それで、"ああ"なったのか」


白雪が口を開く。

「しかし……あれじゃのう。せっかく夏美には修復師の素質が芽生えてきたのに」


連狼の顔が一瞬強張る。「なんじゃと!?」

春奈も息を呑んだ。「え!?」


「気づいとらんかったのか? マナの流れが今までと比べ物にならんくらい鮮明になっておるぞ」

フォルタが冷静に解析結果を告げる。「間違いはありません。白雪様の指摘通りです」


夏美は少し俯きながら答えた。「やっぱりそうだったんだ」

春奈はそっと訊ねる。「いつから……気づいてたの?」

「ごめん、お姉ちゃん。気が付いた時からずっと」


その瞬間、連狼の声が間に響いた。

「なぜそれを早く言わなんだ!? 春奈! 帰るのはもう少し後じゃ!」

春奈は小さく頷いた。「はい!」


静寂の間に、緊張と安堵、驚きと理解の空気が混ざり合う。裂け目の交わりの話は、まだ終わらない――だが、今日は少なくとも、ひとつの事実が確かに確認された日となった。


衝撃の新事実! 夏美は修復師の素質に芽生えていた!

そして、春奈は気づいていない。自分もまた、縫界衛士としての素質に芽生えていたことを。

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