018、交わりと修復師
AI作成、セリフ筆者
夏美が意識を取り戻した翌日。紅孩公国の静かな間に、春奈と夏美、そしてフォルタが足を踏み入れた。二人の前には、紅連狼と白雪が控えている。
「今まで、本当にありがとうございました」
春奈の声は真摯で、僅かに緊張を含んでいた。
連狼は夏美を見つめ、柔らかな笑みを浮かべる。
「よい。なによりじゃ」
一拍おいて、
「こうして無事戻ってこられたのだからの」
しかし春奈の表情は揺らぐ。
「いえ……違います」
連狼は眉を上げ、問いかける。「ほう。言うてみい」
「おそらく、"混じって"ますね」
夏美も静かに頷いた。「そうかもしれないね」
連狼は少し考え込み、やがて納得したように微笑んだ。「それで、"ああ"なったのか」
白雪が口を開く。
「しかし……あれじゃのう。せっかく夏美には修復師の素質が芽生えてきたのに」
連狼の顔が一瞬強張る。「なんじゃと!?」
春奈も息を呑んだ。「え!?」
「気づいとらんかったのか? マナの流れが今までと比べ物にならんくらい鮮明になっておるぞ」
フォルタが冷静に解析結果を告げる。「間違いはありません。白雪様の指摘通りです」
夏美は少し俯きながら答えた。「やっぱりそうだったんだ」
春奈はそっと訊ねる。「いつから……気づいてたの?」
「ごめん、お姉ちゃん。気が付いた時からずっと」
その瞬間、連狼の声が間に響いた。
「なぜそれを早く言わなんだ!? 春奈! 帰るのはもう少し後じゃ!」
春奈は小さく頷いた。「はい!」
静寂の間に、緊張と安堵、驚きと理解の空気が混ざり合う。裂け目の交わりの話は、まだ終わらない――だが、今日は少なくとも、ひとつの事実が確かに確認された日となった。
衝撃の新事実! 夏美は修復師の素質に芽生えていた!
そして、春奈は気づいていない。自分もまた、縫界衛士としての素質に芽生えていたことを。




