俺達の遊戯はゲームで合って遊びではないその3
レースが二週目に入り、立花、桜華院さんは苦虫をかじる。
「っ!このゲーム意外と厄介ね。なかなか、上手くカーブが曲がれなくて前のプレイヤーを抜かせない」
「ええ。ステージからの妨害がこられましたては、わたくしでも、このゲームは厳しいですわね」
二人の暗い雰囲気に「でも」と葵が叱咤する。
「アイテムのおかげで順位は、あげれるので先輩達もアイテム次第で頑張ばれますよ」
後続のメンバーが苦戦しながらも確実に順位を上げ始める。
「甘いぞ!みんな」と木嶋は、場の空気を支配する。
「なんとか食らいついてくるようだが。今だ、俺を抜かせてはおらぬぞ」
そう言ってしたり顔の木嶋は「だが」と続く。
「一時だけ、水瀬に抜かれそうになったのは少し焦ったがな」
「くぅ!拓也の運転技術がここまでやるなんてさすがにまずいな。
•••••でも、あたしは、まだ負けてないよ」
「面白い。その威勢どこまで保つかな」
と。まるで悪者ような嘲笑う木嶋と水瀬は、激しくデットヒート繰り広げ、
「これでもくらえ!『甲羅流星群』」
「効かぬわ!『甲羅岩鉄壁』
火花を散らす水瀬と木嶋の戦いも続くまま二周が終わりレースは、最終フェイズに入る。
「なかなかよくやったよ水瀬。褒美にこれから見せる技を持って俺とお前の実力の差と言うのを見せてやろう」
「ふーん。そんなこと言ってあたしを動揺させようとしても無駄だよ」
平静を装う水瀬に向かい木嶋は、キメ顔をみせる。
「ならば見せてやろう。この技をみせるは、お前が最初で最後だ!
そう言って木嶋は、平坦の道で水瀬と競い合う最中。ドリフトダッシュをすると同時に素早く左右に指をさすり加速中にゲージ溜め加速。
その繰り返しを連続して行い水瀬は、ハッと顔が興醒める。
「え!う、嘘、拓也がその技使えるなんて」
「ふっ。俺の必殺技パートニ(ツー)『連続左右加速』だ。
この技は、指先に負担がかかるのでな。使わずにとっておきたかったが、水瀬の実力に敬意を評し使うしかないと思ったのさ。悪く思うなよ」
「ぐぬぬ〜、あたしは! あたしはまだ負けるわけには行けない! 婆っちゃんの名にかけて!」
「オイ! 水瀬のお婆ちゃんは、全く関係ないだろうが!」
水瀬との差が確実に離れた状況のまま最終フェイズの中盤を走る。
現在の状態。
木嶋と水瀬が一位の座を巡って争い、立花、桜華院そん、葵の三人は、三位の座をCPUと競い合う場面となる。
「超椎茸やジェットロケットでは、この状況を変えるのは無理なのでしょうか」
「美冬さんが頑張っていらすのにわたくし達では、何もお役に立てていません。どうしたら」
「だんだん。このゲームに慣れてきたけど。
くっ。このままじゃあ、拓也が一位でゴールして私達にいかがしい命令とかするだわ」
自分達が一位になることを諦めかけて暗い空気漂い始めていた。
「(マズイ、一瞬手が止まりそうになってしまった! くっ。なんて誤解を招くこと言うんだ! そんな賭けをした覚えがないんですけど)」と内心焦る木嶋であった。
「諦めちゃダメだ、みんな! 勝つ方法ならまだ、ある!
「「「え⁉️」」」
ゲームに集中しながら元気付けるように水瀬が告げた。
「それにはみんなの力が必要なんだ。だから、頑張って行こう」
「うぅ••••••けど、勝つ方法って何があるのよ
美冬」
「それは•••••••まだ、使用してないアイテムで一位のプレイヤーを直接狙う、ヤリイカがある。それをアイテムボックスから誰かに手に入れ欲しいんだ」
ゲームに集中しながらも「お願いみんな」と水瀬が頼み込みに初心者組の目付きが変わる。
「わかったわ、絶対手に入れて拓也に一泡吹かせてやるんだから」
「かしこまりましたわ」
「ぼ、僕も頑張ります」
チラッと様子を見たら、みんなも諦めずにゲームをする。その姿勢はすごく、「(こりゃ余計に負けてられない)」と思い、自分のゲームプレイに集中した。




