以下略 その2
「おはようー、柑奈 千鶴」
慣れ親しんだ透き通る声の主が挨拶をして教室入り仲良く話す二人の席に近づく人物がいる。
桜色の髪をなびかせ萌える緋い瞳の可憐立ち振る舞いをする美少女、立花 日夏である。
「おっはよー♪ひなっち、今日もカワゥイゥイ〜イ♪ 」
立花が来たことに気付いた一人いた。
「よぉ、クラス一の美少女」
テンション高く挨拶をかまし出したのが甘城 柑奈。
栗色の髪でウェーブ掛けしたヘアスタイルにあどけない顔立ちで立花の友人である。
「おはようございます。日夏」
もう一人は眼鏡をスッと上げ淡々と答えたのが苦杉 千鶴である。
セミロングの黒緑色でメガネをかけた知的が垣間見えるもう一人の友人である。
「え、あぁ、ちょっと何よ。いきなり」
慌てるご様子に「柑奈」と袖を掴む相方がいた。
「少しは落ち着なさい。日夏が褒められるのに慣れてなくてこまってるわ」
淑やかに注意する相方に「え〜、何で?」とおちゃらける。
「ひなっちを褒めるのは友人としての使命でしょ。ひなっちもそう思うよね?」
「柑奈。それ、本人に直接聞くなら••••••え、遠慮するわよ」
「ガ〜〜〜ン⁉️そんな〜ひどいよひなっち」
冷たく言い放った一言き柑奈が頭を抱えて驚く。
「何でダメなのさー」と追及する。
すると、
「そ、それは•••••ぅぅぅ」と立花がモジモジ身体をゆらす。
「み、みんなの前で言われるのが•••••は、恥ずかしいに決まってるわよ。少しはサッしてよねぇ」
顔を赤くしてツンデレ顔の立花に「はぅ」と甘城が声をあげときめく。
「モジモジするひなっちもかわいい〜」
そう言って柑奈が眼福と微笑えむ。
「その仕草が余計に柑奈が萌えるわよ」
千鶴は額に手を当て憐れむ。
「眩しい! デレオーラが溢れ出ている」
「もうー、柑奈! からかわないでよ」
ムッとした立花の様子を佐久田は観察していた。
「いや〜、今日も素敵だな立花さん」
「そうだな」
三人のやり取りを見てほわんと晴れやかな顔を見せつける佐久田に適当な返事を流す
「オイオイ、タクヤ。そのカラ返事は、まるで【可憐な笑顔が美しい立花さんの以外な内面を俺は知ってるからそうでもない】
と、でもいいだけ聞こえるだが。そこの所詳しく話してもらおうか。うん?」
「っ!———さ、流石にデタラメな言い分過ぎやしないだが。
お前。もしかして、さっきのこと根に持ってるいられます?」
「いや、全然」
佐久田が手振りする一方で木嶋は何気ない一言が突拍子もなく直感でものを言う推理に「ナイナイ」と顔色変えずに返事をするが内心、見事に的を射抜いた発言に一瞬「ぎくっ」と声が漏れそうである。
「ぼっちオタクの俺とは無縁なクラスの高嶺の花の立花さんと関わりがあるなんてありえないことぐらい佐久田だって分かってるだろ」
冷静に他人事を装言って「何せ」と具体的なエピソードを語る。
「内の学校へ転校生でやって来て早々、趣味について語ってたらゲテモノを見るかのような冷たい目で【この変人オタク‼️】なんて、言われて下げずされたのを佐久田も知ってるだろう」
相手を納得させる為の自虐エピソードを語る木嶋に「ああー、あれな」とぎこちなく答える。
「あの時、オレがタクヤに恋愛話を振った際に【俺が恋人にするのはヒロインだけであって三次元には友人か妻なる相手にしか興味がない!】
••••••なんて。普通、あんな話を聞かされたら誰だってタクヤを変な目で関わるのは避けるな」
「だろ? 特に俺の事を余り知らない立花さんなら余計にな」
「確かに一理あるような〜ないような」
佐久田も納得したかに思われたが喉に引っかかるよう難しい顔を見せる。
(コイツ、時折りみせる鋭い観察眼は難敵だが、もうひと推しだ)
木嶋はここで佐久田が好きなるのも分かるぞと追い討ちをかけ話題を変える。
「立花さんはまさに現実世界に現れた某、名門魔法貴族の【白銀の乙女】を彷彿とさせる可愛いさとツンデレ属性を持っているよな。
佐久田が好きなるのも頷ける」
「例えがなんなのか知らないがタクヤも立花さんことを分かってくれて何よりだ。
タクヤも現実の女子にも目を向けるな」
うんうんと一人で感心する始末である。
(失敬な、俺だって現実逃避はしてないつもりだか)
そう佐久田に言い返してやりたいがなにぶん部員以外の女子に目を向けていないし自分から話かけることは基本しない。緊張するからだ。
その点で言えば佐久田の言い分はあながちあっているわけだ。
そう思ってグッと来られ「お互い、苦労するな」と木嶋はボソリ呟き「そうか?」とキョンとした顔を見せる。
「あ、そう言えば昨日みたドラマでさ•••••••」
ふと思い出した佐久田から話題を切り出し他愛のない雑談を再会する。




