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論理博士と追求くん  作者: Tommy
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雷の季節

「論理博士!今年も雷の季節になったようです」追求くんは机の下で耳を塞ぎながら言った。「ほう。それは新しい発見だね。どんな季節なんだい?」論理博士は机を覗き込みながら少し大きな声で言った。「はい。僕の観測によると毎日17時頃から入道雲が光り始め、雨と同時に雷を50回ほど発生させます。その恐怖の時間は約1時間です」すると窓が青白く光り、雷鳴が部屋を轟かせた。「ヒィッ!これで28回目です」追求くんは机の下で雷の回数をメモした。「それは凄い。よく観測できてるね。追求くんはこの季節をどう思う?」論理博士は窓を指差した。「はい。落雷による建物と電子機器の損傷を考慮すると早急に避雷針を立てるべきでしょう」「なるほど。良い提案だね。さて、避雷針の仕組みはどんなだっけ?」論理博士は机から耳栓を取り出しながら言った。「はい。高所の金属針で雷を受け止め、その雷エネルギーを電線を使い地面に逃がします。あれ……これだと落雷による電磁界の乱れで電子機器には影響を与えてしまう?」「さぁ追求くん。出掛けるよ。今から電磁界の勉強をしよう」しかし、追求くんは動かない。「論理博士。すいません。あと30分は動けません」「そうか、すまんすまん。雷の恐怖は測れんようじゃな」

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