表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
闇路妖狐  作者: 狐禅
62/64

   拂拭塵埃(ふっしきじんあい)

「――――這箇しゃここれ、思念を払う神無鈴、


そのきょう人前にんぜんに在っては、煩念ぼうねん払拭ふっしょくし、神元しんげんに有っては、思悶しもん断罪だんざいす。


或時あるときんば、すなわち、龍として乾坤けんこん呑却どんきゃくし、或時あるときんば、すなわちち、宝鈴ほうれいりて如意自在にょいじざい


即今そっこん天理てんりほうじて手裡しゅり落在らくざいす。


あたかも羽虫はむし蟷螂とうろうに挑むがごとしし。


しかりといえども、思悩しのうめっするは、我の望みとたがわず。


響世きょうせ快調音かいちょうおんこころみに化神けしんとうせんことを――」






開口かいく鳴吼めいこ邪気じゃきふつせよ


      

    ――――神楽鈴かぐらのすず荒涼こうりょう




身是菩提樹  身はこれ菩提ぼだいじゅ

心為明鏡台   心は明鏡台めいきょうだいの如し

時時勤拂拭  時時じじつとめて払拭ふっしき

勿使惹塵埃  塵埃じんあいかしむることなかれ

 

    神秀じんしゅう 『六祖壇経ろくそだんきょう』 より


意訳


「この体は、さとりを宿すの木であり、

心は、きよい鏡のようなものである。

だからこそ、常に心の鏡をぬぐい、はらって、

煩悩ぼんのうという、ちりほこりを、決して付けぬようにしなければならない」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ