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おっぱい×戦隊シリーズ  作者: 帝国城摂政
超乳戦隊ニュウ・ギガレンジャー

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42/68

サイドストーリー「沖杉家のブラックメイド」

 沖杉家。

 ニュー・紫峰市にて絶大な支配力や経営力を誇る大企業であり、娯楽施設から製造業、果ては漁業や広告業まで広く分布しており、その経営利益は年間で数十億円を誇る複合企業(コングロマリット)である。

 そんな沖杉家の広いお屋敷には何十人にも及ぶ、メイドさん達が雇われている。メイド達の主な雇用目的は自身が動けないくらいの超々乳を持っている沖杉家の女性達をサポートすると言う目的であり、どんどん大きくなってしまっている沖杉家の超々乳のために周期的に新しいメイドを募集している。


 そして今日、新しいメイドが1人沖杉家に雇われた。

 ふわふわと膨らんでいるカールした茶色い髪、手足はすんなりと無駄な筋肉が付けられていない美しさを持ち、身体にも余計な個所には一切脂肪が付いていない。しかしその胸元にはJカップの大玉のスイカのような柔らかそうな胸が付いていた。

 黒いベーシックなスタイルのメイド服を着た、まさにモデルのような彼女はにこりと微笑みながらぺこりと丁寧にお辞儀をする。


「初めまして。私、黒金音羽(くろがねおとは)と申します。

 今日から沖杉家の皆様のために頑張って働かせていただきます。よろしくお願いします」


 そう言って彼女は頭を下げたまま、うっすらと小さく微笑むのであった。





(やった、簡単に忍び込めた! 後は檻を見て、私の『L(ライアー)』の能力を使って、この沖杉家のメイド隊をぶち破るのが任務なのだから!)


 収着使徒ユウの部下である黒金音羽――――またの名をライアーファントムの私の任務は、ニュウ・ギガレッドの沖杉留子を倒すことである。正確には沖杉留子を無力化するという任務である。


(沖杉留子、ニュウ・ギガレッドにして超乳戦隊ニュウ・ギガレンジャーの要的な存在であり、最も攻撃力が高い要の女。彼女を無力化出来れば、私達ネームネームの勝利は間違いないと言っても過言ではない。

 そして彼女の力の源は、勿論、その胸の大きさもありますが同時にメイド隊と言うサポートあってこその強さ! ならば、メイド隊を倒せば私達の勝ちは揺るぎません!)


 私はメイド服に身をやつし、そのまま慣れた手つきで布で床を拭いていると、先輩のメイドの人達が話しかけてくる。


「ねぇ、音羽ちゃん? 今日は仕事の初日ですが、楽しんでます?」


「えぇ、先輩。大変楽しみながら仕事をさせていただいておりますよ。

 しかしなんですね、沢山メイドが居らっしゃいますが、肝心のお嬢様方のお姿が拝見されないのはどうしてでしょうか?」


「あぁ、初めてだから知らないか~。奥方の瑠乃様は会社、学生である留子様と瑠音様は既に学校に――――」


 得意気に、そうやって話しかけてくる彼女に対して、私は今がチャンスだと思って持っているメモリを使う。


『ライアー』


 メモリを刺すと共に、私の身体が一瞬白く光り輝いたかと思うと、そのまま光が収まっていく。

 光が収まると、メイドはきょろきょろと辺りを見回して、私の方を見る。


「あれ、音羽ちゃん? さっき、光らなかった?」


「【いえ、そんな事はないですわ】

 【それよりも私達は食堂に行くのでは?】」


「……え、えぇ。そうだったわね」


 先輩メイドはフラフラと頭を揺らしていたが、すぐさま正気を取り戻すと私と共に食堂へと向かって行く。そして食堂に行く際もメイドに声をかけて行く。


【ちょっとよろしいでしょうか?】


【お聞きしたい事があるのですが……】


【この料理を食べて貰えませんか】


 メイドに優しく声をかけて私に関心を向けさせて、そのままライアーファントムの力を使って彼女達に嘘を流し込む。


 自分達の使える主は尊敬に足る人物なのか? 忠義に足る人物なのか?


 小さな、小さな、疑念と言う嘘。

 それは普通ならば考えもしないような疑いを、彼女達に植え付けていく。植え付けられた疑念はどんどんと膨らんで行き、やがて彼女達に自ら退職を願い受ける感じがすれば良い。

 もうメイド達は全員、退職願を出してそのまま実家へと帰らせる感じにしている。これで彼女の生活を支えているのは、今、彼女を支えるために行ってる数名のメイド達だけ。


(ふふ、このライアーは素晴らしい。『嘘』のメモリの能力はどんな嘘であろうとも、他人に信じ込ませる力。そして信じ込ませれば、後は彼女達が心から信頼する者の声しか届かない。

 電話はかけないように言明しているから、後は全員自ら解雇し、この私が沖杉留子を倒せれば――――きっとユウ様に褒めて頂きます! うふふ、メイドを操った私の勝利は間違いない!

 勝った! 私達の勝利です!)


 私は沢山のメイドを連れて、そのまま食堂へと向かっていた。

 そう、まずは食堂の飲み水に致死性の毒を入れて置こう。そうすれば、確実に誰かは死に、留子は悲しみ、その瞬間を狙えば、戦闘能力が低い『ライアー』でも変身出来ない彼女を倒すのは容易。


 私の勝利は決まったも同然なのだ。





 私、沖杉留子が家へと帰って来ると、いつもと違う感覚がしていた。


「静かすぎる……」


 いつもは皆が騒いでいる感じがして、とっても温かい家なのに……どうして今日はこんなにも静かなの?


「ちょ、ちょっと変ですね」

「少し様子を確認した方が良いですかね。留子様、よろしいでしょうか?」


 私を学校から連れて帰ってくれたメイド達がそう言って、私はコクリと頷いて変身携帯シフトフォンを取り出して、『F(ファイター)』のメモリを入れる。


「大丈夫よ、これを使えば普通に自立できるし、大丈夫ですよ。

 返信変身、ギガレッド!」


 そうして赤い戦隊服のニュウ・ギガレッドとなった私は、そのままふんと立ち上がり、さっきよりかはちょっとは小さくなって自立できるようになり、武器である赤い拳をしっかりと握りしめていた。


「私も、この状況を探らせて貰うわ」



 ニュウ・ギガレッドとなった私が沖杉家の中を歩いていた。やはり可笑しい、普通だったらメイドが数十人……本当に少なく見積もっても5人くらいは居るはずなのに、誰とも合わないというのはやはり可笑しい。


「これはもしや……ネームネームの作戦?!」


「その通りですが、気付くのが遅すぎたみたいですね。ニュウ・ギガレッドこと沖杉留子さん」


 そうやってニュウ・ギガレッド姿の沖杉留子の前に、2人の魔女が現れる。

 頭にはクルクルと巻いた青い巻貝のような帽子を被っている、6つの黄色い星が描かれている黒いローブを羽織った星の箒を持った黒い魔女。もう1人は白い深めの魔女帽子を被った白いワンピースと、太陽を象ったパンチンググローブを付けた魔女。

 黒い魔女はKカップという大きな胸を揺らしており、白い魔女はJカップというでっかい乳房を膨らませていた。


「わたしの名前は三大魔術師の1人、ブラックシェイド! 火、水、雷などで黒魔法にて、あなたを倒します!」

「同じく三大魔術師の1人、ホワイトシェイド。清浄なる光が不浄な物を打ち破ると致しましょう」


「ほ、箒? そ、そそれにグ、グローブ?」


「あなたの力、メイド達は我が同志が解雇という形にて排除させて致しました! さぁ、やらせていただきましょうかね」

「ブラック、ちゃんとやりましょうね。わたし達は留子の殺害を成功させねばならないのですから」


 ブラックシェイドは水の魔球を作り出していて、ホワイトシェイドは白い光をグローブに纏わせていた。


「火を吸収するヒートハンド! ならば、水で攻めれば良い! ウォーターバレット!」


 そして放たれた水の球に対して、私は『S(ショックウエーブ)』のメモリをチェンジフォンに入れるとその水の球に向かってヒートハンドで殴る。


「奥儀、ショックハンド!」


 衝撃波を帯びた水の球はそのまま放ったブラックシェイドに当たり、ブラックシェイドは吹っ飛ばされる。


(やった、良い感じ!)


 そう思っていると、ホワイトシェイドがグローブで殴るとブラックシェイドは「フッカーツ!」と言って現れていた。


「復活して墓地に1体ブラックシェイドが居ると言う事になり、攻撃力が300ポイントアップ!」


「……回復させるサポートタイプの私、ホワイトシェイドが居る限り、あなたに勝ち目はありませんよ」


 厄介だな、と私はそう感じていた。ホワイトシェイドを倒さない限り無理だし、ブラックシェイドはホワイトシェイドをかばうようにしているから倒せない……。難しいです。


「それではブラックシェイドの、雷攻撃!」


 そして今度は雷を放って攻撃し始めたブラックシェイド。私はそれを避けつつ、『S』のメモリで衝撃波を放つも、それを全てホワイトシェイドがグローブで殴って粉砕する。


「そしてトラップ発動!」


「なっ……!?」


 私が踏んだ床から大量の触手が伸びて来て、私の身体を包み込む。そしてそのまま身体中をうねうねと触手が絡み付き、私は動けなくなる。


「うっ……」


「助けを呼ぶ事は不可能! ライアーファントムの手によってメイド達は墓地……いや、家路に帰宅途中! 既にあなたのライフは残り500ptを切っている! 私達の勝利だー!」


「……大人しく負けを認めてください。そうすれば命は助けて差し上げますよ?」


 そうやって迫って来るブラックシェイドとホワイトシェイドの2人。ヒートハンドを構えつつ、私は次の攻撃を待っていた。


(こんな時、メイド達が居てくれれば……楽ですのに――――でも敵の策略で居ない以上、私がなんとかしないと!)


 私はそう思いながら、ブラックシェイドとホワイトシェイドの攻撃を突破する為に走り出す。


 しかし、


――――バキュン!


 そんな大きな音と共に、ブラックシェイドとホワイトシェイドが爆発によって飛ばされる。


「な、なんだ! どういうマジックカード!?」


「……これは、もしや」


 そして私の目の前に現れたのは、掛け替えのないメイド達の姿。


「お嬢様、ご無事ですか?」


『ご無事ですか!?』


「め、メイド隊の皆……」


 その光景に対して、自らグローブで殴って復活したホワイトシェイドが「ありえない」と声を出す。


「ライアーファントムの嘘の洗脳は、少なくとも命の危機レベルでないと解除できないくらいの強力なもの。

 そんな協力過ぎる嘘をこんな短時間で乗り越えるなんて、あり得ない。いったい、どう言う……」


「しれた事ですね。全く持って、メイド部隊長としては普通の事ですね」


 と、メイド達の中から眼鏡をかけた凛々しい美女、メイド長が前に出る。


「私達はメイド。主を守る盾であり、主を攻めたてる剣である。

 どんな事態であったとしても、たとえ厄介払いされたとしても、主がピンチならばかけつける! それこそが私達、沖杉メイド隊の使命なのです!」


『主のピンチに駆けつける! それが我らメイド隊!』


 そう言って銃を構えて放つメイド部隊。ブラックシェイドとホワイトシェイドの2人は、そのまま逃げていた。


「相手のモンスターカードの威力が増大!

 こちらが不利です。一度、手札……いや、ネームネームまで撤退です!」


「と言う訳で、逃げましょう」


 そうして自分達の身体を煙で巻いて逃げて行くブラックシェイドとホワイトシェイド。

 ニュウ・ギガレッドは追おうとせず、自分がどれだけ信頼されているかという事に対して、嬉しく微笑んでいた。





(ま、まさか……私の嘘がこんなに容易く……)


 ライアーファントムは頭の長い木の角を触りながら、メイド服を着ていて逃げていた。


 予定ではライアーファントムの手によってメイド部隊を解散させて、その間にブラックシェイドとホワイトシェイドの2人が沖杉留子を倒す、それが今回の作戦であったのだ。しかし予定よりも早く、メイド隊が戻って来てしまって困惑していたのであった。


「くそう! まさかあんなトラップカードを持っていたとは予想外でした!」


「……ったく、計算外でしたね」


 2人を連れて、早く逃げようとしていたライアーファントムの前に、「どこに行く気だ?」と声をかけられる。


「あ、あなたは!? 文化者エージェント・ナッノ!?」


「その名前は既に捨てましたんですけれどもね。

 今の私は近未来七、いや文化者ナッノですよ。とは言っても、今日はちょっとした任務だけどね」


 そう言いながらナッノは、新型携帯チェンジフォンを取り出して『E』のメモリを取り出していた。


「ライアーファントム、ブラックシェイド、ホワイトシェイド。この3人は見た事ないですね。でもまぁ、厄介そうな能力を持っているから、早めに倒さないとな。

 ともあれ、今回はお披露目の機会ですから。この未調整のメモリでは1回が限度ですが、早速やらせていただきましょうか」


 そう言ってナッノはメモリのボタンを押す。



『エレキ』



「エレキメモリ?」


「雷のメモリなんて、私の雷魔術でどうともなります!」


「……回復がある私達に敗北なし!」


 そうやってこちらを侮る3人の怪人に対して、ナッノは不敵に笑っていた。


「一応、ボクはネームネームの二大王の1人だった女。そう易々と倒せると思わないで欲しいですね」


 ナッノはチェンジフォンにメモリを入れると、変身音が鳴り始める。


【エレキ変身システム、オン! ブルーエレキ、オン・ステージ!】


 そうして白い光に包まれたナッノは、青い大きな拳と青い大きな靴を履いていた。それを見て、「はぁ~……」と溜め息を吐きつつ、3人の怪人を見ていた。


「適合率、驚異の"0.2%"のエレキメモリだと、こんなものですかね。

 まぁ、これは攻撃力のないライアーを心配しての事なんかじゃないんだよ? 全然違うよ、ね。うん」


 たらたらと汗を流しているナッノを見て、ブラックシェイドとホワイトシェイドの2人は舐められて心外だと言わんばかりに、そのままナッノに向かって行った。


「お、おのれ! 300ptアップして強くなったブラックシェイドが向かわせて貰いますよ!」


「回復タイプと思いきや、グローブで殴る攻撃もあるホワイトシェイドの力を見せつけましょう」


 そうして向かって来たブラックシェイドとホワイトシェイドに対し、ナッノは腰から青い長刀を取り出していた。そしてその長刀に電池を入れる。そしてナッノは斬りかかる。


「100万ボルト、イチレツザン!」


 そして一瞬にしてブラックシェイドとホワイトシェイドの2人はナッノの太刀筋によって倒されていたのであった。


「ま、まさかブラックとホワイトがこんなにあっさりと! ええい、こうなったら私も参りましょう! ウソツキの槍!」


 そして槍を持って攻め立てるライアーファントムに、ナッノはしんみりとした顔でうつむく。


「そうか。結局、"変わらないか"」


 そうしてナッノはさらに一閃によって、ライアーファントムを一瞬で倒すのであった。




 後日、ライアーファントムの手で実家に戻されていたメイド隊達は全員、職場である沖杉家に復帰した。

 その中には怪人ではなく、1人のメイドとして新たに雇われた音羽という少女の姿もあったとか。

ユシーモンスターNo.36

〇ユシー・ライアーファントム

所属区分;収着使徒ユウの部下

使用体;現沖杉家メイド、黒金音羽(くろがねおとは)

外見;ふわふわと膨らんでいるカールした茶色い髪、手足はすんなりと無駄な筋肉が付けられていない美しさを持ち、身体にも余計な個所には一切脂肪が付いていない。しかしその胸元にはJカップの大玉のスイカのような柔らかそうな胸。黒いベーシックなスタイルのメイド服を着た、まさにモデルのような少女で、頭に長い木の角が2本生えている。

所見;他人に嘘を使って洗脳する能力の持ち主で、実質的な戦闘能力はほとんどない珍しい怪人。ユウのためにとデビルファントムによってチューニングされていたが、直しておいたので現在は沖杉家でメイドとして雇われています。武器であるウソツキの槍は攻撃力の割には軽く、まるで持ってないかのような軽さの槍である。By;文化者エージェント・ナッノ


ユシーモンスターNo.37

〇ユシー・ブラックシェイド

所属区分;財団S配下

使用素材;箒

外見;頭にはクルクルと巻いた青い巻貝のような帽子を被っている、6つの黄色い星が描かれている黒いローブを羽織った星の箒を持った黒い魔女。ちなみに胸はKカップで、身長は160cmほど。

所見;三大魔術師系怪人の1人。「攻撃力2000、防御力1700。ホワイトシェイドに回復されるたびに攻撃力が300ptアップ」など自分をゲームキャラクターのように考えている怪人。黒魔法という事あって、様々な属性の魔法を自由に使いこなす。使用体がない珍しい怪人。By;文化者エージェント・ナッノ


ユシーモンスターNo.38

〇ユシー・ホワイトシェイド

所属区分;財団S配下

使用素材;グローブ

外見;白い深めの魔女帽子を被った白いワンピースと、太陽を象ったパンチンググローブを付けた魔女。ちなみに胸はJカップで、身長は170cmほど。

所見;三大魔術師系怪人の1人。冷静沈着に、ブラックシェイドをサポートしている怪人。白魔法という事もあって、グローブで殴った相手を回復させる力を持ち、また単体でもグローブで殴って攻撃して戦うパワーファイタータイプ。これまた使用体がない珍しい怪人。By;文化者エージェント・ナッノ


ユシーモンスターNo.39

〇超乳戦士ギガブルー

使用メモリ;『E(エレキ)

使用者;近未来七

特徴;電気を帯びた青い大きな拳と大きな足。そして電池を装填して力を発揮するヤカンテントウを使う。

所見;戦闘に特化してないライアーファントムを救うため、適合率が極端に低いメモリで変身した姿です。攻撃のほとんど麻痺などで相手を痺れさせる程度であり、本来の力を全然発揮していない、ダメな変身状態ですね。By;文化者エージェント・ナッノ

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