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おっぱい×戦隊シリーズ  作者: 帝国城摂政
超乳戦隊ギガレンジャー
1/68

第0パイ

 2002年7月。

 恐怖の大王であるアンゴルモアの到来に怯えていた、19世紀末から3年後。

 東京の樹海にて、1つの悪の種が生まれようとしていた。


 Aカップの胸と小柄な身長。ちょっと薄汚れた白衣を着た歪んだ笑顔の少女。

 少女は高笑いをして、うようよと動く肌色の物体を持っていた。

 

「フハハハハ! 見つけたぞ! 人の思考から怪獣を生み出す伝説の脂肪獣、シーボの細胞!

 これを使って私、平良子、いや……全ての女性の胸よりも大きな胸を持つ存在へ変わる貧乳神官タイラの誕生だ! フハハハハ!」


 

 そしてその一方、その悪を成敗しようとする正義の種もまた生まれようとしていた。

 Gカップの巨乳が浮き出るような灰色っぽい白衣と曇った眼鏡、そして180cmは軽くあろうかと言う長身の女性は、丸い銀色の塊を持って嬉しそうにしていた。

 

「遂に見つけ出しました、です。

 Gカップ以上の爆乳の少女のみが生み出すとされる回転エネルギー、Dynamite Electricity Key Amaizing Energy‐‐‐‐通称、DEKAエネルギーを効率的に生み出す方法を、です。

 これであの良子の歪んだ野望も止められるかも知れませんね、です。けれどもまずはこれを付ける少女を3人見つけないといけない、です。それに組織の方も……。

 色々とやる事はいっぱいなの、です」

 

 そして2人の女性、Aカップの卑屈な笑みを浮かべた少女とGカップの苦労性の雰囲気の女性の2人。

 2人の行動はその時は世界から見れば小さなことであった。そう、その時はまだ。




 物語が動き出したのは、それから12年と言う月日が流れた2014年の3月の事であった。

 2014年3月、世界中にとある悪の組織が脅威を振っていた。

 その悪の組織の名前は"乳房帝国ネームネーム"。


 大きな胸を作り出す事を目的とした帝国。

 世界中の女達を当人の意思は反映せずに、無理矢理大きい胸を作り出すための実験材料とする困った集団である。

 乳房帝国ネームネームは世界中にて作戦を行っていた。

 

 ----ヨーロッパのフランス。

 そこでは多くの女性達が靴のような顔の怪人に一心不乱になって走らせていた。

 そして、その走らせている女性達の運動量を記録している女性が居た。眼鏡をかけた、いかにも出来るスーツ姿のOLと言った感じの女性で、彼女はノートに一生懸命何かを書き込んでいた。

 そのOL姿の彼女、ネームネームの三幹部の1人、圧迫教官ツメンセは「あまり成果は上げられていないようですね」と眼鏡をくいっとあげて、ノートから目を離していた。

 

「『運動をしているスポーツ女子の胸は大きい』、そう思ってこの"シーボ・血走りスニーカー"を作りましたが、どうやら失敗のようですね。

 シーボ・血走りスニーカー、帰りますよ」


「かしこまりスニーカー!」

 

 肉体を揉んだりサラシをしたりして肉体的な面で胸を大きくさせようとする、ネームネームの三幹部の1人、圧迫教官ツメンセは行動を続けていた。


 

 ----オーストラリア。

 ただでさえ暑い日差しが特徴的なオーストラリアなのだが、その日は皆がハワイのような、際どい水着姿で暑さを凌いでいた。

 そしてそれを見守る1人の女性。ゆったりとした大きめなローブとそれを補っても余りある大きな胸、無表情と長身を併せ持った杖を持ったそ女性。

 ネームネームの幹部の1人、環境支配者メントアセスは無表情に見つめていた。

 

「……『南国に住む人の胸は大きい』と言う環境効果を調べる、"シーボ・ハワイアンナ"」


「ハワーイ! なんでっしゃろ、姐さん!」


「……ここの環境効果は調査終了ですし、グリーンランドなどの寒冷地域で環境効果を調べましょう」


「ハワーイ! 了解でして、姐さん!」

 


 ----そして、その一方で日本のとある街。

 ネームネームの三幹部の1人、片眼鏡を付けた小柄で薬剤博士スクリが怪人のシーボ・モスズリートと共に作戦を行っていた。

 

「シーボ・モスズリートよ、巨乳家族の血の遺伝子を集めなさいでち。

 それがあなたの存在理由なのでち」


「分かったって、カー!」

 

 そうして蚊のような姿のモンスター、シーボ・モスズリートは背中の羽で飛ぼうとして、その背中を撃たれた。

 

「痛いってカー!」


「何者でち!」

 

 そうして怒り眼で後ろを振り返ったスクリとシーボ・モスズリートの2人が見たのは、3人の巨乳美少女であった。

 

「そこまでよ! ネームネーム!

 女の子の胸を無理矢理大きくさせるなんて言う、女の子を物として考えるそのやり方は許せない!」

 

 赤く長い三つ編みの髪と170cmないくらいの身長の、Iカップ美少女が、たゆんたゆんと両方の胸を揺らしながら告げ、

 

「……人々の平和と女の子の胸のために、神に変わって成敗致します」

 

 青く流れるような短髪と175cmはあろうかと言う身長の、Hカップ美少女が、ゆったりと両方の胸を揺らして言い、

 

「そうデース! ネームネームの野望は私達、超乳戦隊ギガレンジャーがうちやぶくデース!」

 

 長い金髪と160cmくらいと言う身長の、Gカップ美少女がボヨンと両方の胸を揺らす。

 そして3人はその胸の谷間から丸い銀色の塊を取り出して、

 

「「「スピリチュアル・DEKAエネルギーアップ!」」」

 

 そう叫びながら、その塊を手の上で回転させて胸へと押し込む。

 激しく回転される銀色の塊によって、3人の胸がおっかなびっくりで揺れる。そして3人の着ていた制服が一瞬にして消え、代わりに3人の身体にぴったりと合う3人それぞれ色違いのレオタード姿へと変わり、そして最後に同じ色の仮面が付けられる。

 

「赤い(ハート)は、炎のように燃える愛情の印! ギガレッド!」

「青い(ハート)は、海のように広い慈愛の心! ギガブルー!

「黄色い(ハート)は、雷のように激しい元気の塊! ギガイエロー!」

 

「「「3人のハートを合わせて、女の子の心と胸を守る美少女戦士! 超乳戦隊、ギガレンジャー! ただいま、乳場(にゅうじょう)!」」」

 

そして3人の美少女、いや超乳戦隊ギガレンジャーの姿を見て、スクリが忌々しそうに見つめる。

 

「ギガレンジャー……。またあなた達でしか!

 邪魔をしないで欲しいのでし! ナイチチ!」

 

スクリがそう言うと、地面から黒いレオタード姿の胸が全くないぺったこんこな戦士、ナイチチ達が邪魔をしようと現れる。

 

「レッドアックス!」


「ブルーアロー!」


「イエローリボン!」

 

そして、ギガレッドは赤い大きな斧を、ギガブルーは青い綺麗な弓を、ギガイエローは黄色いしなやかなリボンを胸の谷間から取り出す。

 その際、その胸がたゆんとそれぞれ揺れるのを見て、ナイチチ達が怒ったようでさらに激しく責める。


 

----さぁ、戦え! ギガレンジャー!

----女の子の胸と心を守るため、今日も悪の帝国、乳房帝国ネームネームと戦うのだ!


【続く】



=========


 次回予告!


 超乳戦隊ギガレンジャー!

 彼女達は女の子の心と胸を守るため、乳房帝国ネームネームと戦う戦士である!


 しかし、彼女達も恋する乙女!

 そんな彼女達の心を奪おうとする怪人、シーボ・ウバッテントウが現れた!

 人々の心を奪うこの怪人にどう立ち向かう、ギガレンジャー!

 

 次回、超乳戦隊ギガレンジャー、第1パイ!

「ハートがドッキュン! 恋に(ハート)に大忙し!」

 その続きは……いつか来るかも?

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