表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方詩唄録  作者: 音。
2/13

酔唄

酔唄



七色の光に我は消え

過ぎ行く人は振り向かず

我の愛した故郷は

今や灰の摩天楼

 

恐れ崇めは少しあるけども

共に酔い笑いし者たちは 

我が愛した酔い人は

静かに風へと消えた  


帰りたいけど帰れはしない

過ぎ行く時は我を流した

だから我も流すとしよう

酒で流せるのなら


今宵は満月、照らすは月明かり

肴は月と過去の話さ

今夜は酔いて夢を見よう

あの日の酔夢を見よう


移りし幻想の地で我は見え

霧に紛れては覗き見る

我が愛した故郷を

水面に写すこの地を


桜咲き乱れる春の宴

そこで酔い笑いし者たちは

我が愛した者たちに

似るかと風へと聞いた


忘れたいけど忘れはしない

過ぎ行く時を我は愛した

だから我も話すとしよう

酒で忘れぬうちに


今宵は満天、照らすは星明かり

肴は星と過去の話さ

今夜は少し飲まぬとしよう

君がそばにいるから


今夜は満月、照らすは月明かり

肴は君に過去の話を

今夜は酔いて笑っていよう

酔夢が覚めないように

最後までお読みいただきありがとうございました。


一作品目のモデルキャラクターは伊吹萃香です。

極度の大酒飲みで宴会が大好きな人物で、

それなのに強く鬼の四天王と呼ばれる人物ー

そんな彼女が故郷を思って酒を飲む姿を想像し詩を作りました。

昔、住んでいた故郷や懐かしき友を少しでも思い出してもらえれば作者冥利につきます。


まだまだ詩をどんどん作っていきたいと思いますので、

ふとこの作品を思い出した時にまた見に来てください。

本日はありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ