対 タコナイトゴーレム戦
何をとち狂ったか二話連続投稿をしております。
前話を読んでいない方はそちらからお読み下さい。
ボスフィールドは、一面砂利が敷き詰められた平地だった。
山であるため緩やかに傾斜してはいるのだが、少なくとも大型種族のオズにとって行動を大きく制限されるほどではない。
ボスであるゴーレムの姿は見えないが、その代わりに一際目を引くのが、ボスフィールドの奥から見える立ち上る煙だ。煙を辿ると微かに小屋のような物も見え隠れしており、つまりは住人がいると思われる。
「よりにもよってこのタイミングで次の街とか、運営は真性の阿呆じゃね?」
「こんな特大の人参ぶら下げといて、森に行く攻略組が居るはずも無いわな」
新しい街への一番乗りというのは、攻略組の中でもかなり分かりやすい功績になる。それだけに、絶対に他の面子には譲りたくあるまい。多少のデスペナルティなど物ともせずにゴーレムに突っ込むだろう事は想像に難くない。
誰ともなく盛大に溜息を吐いた所で、ゴゴゴゴゴ、という地響きと共に地面が揺れる。目の前の光景がショッキングすぎて忘れかけていたが、ここはボスフィールドなのだから、当然ボスがいる訳だ。お喋りはここまでにせねばなるまい。
「んじゃ、戦闘組は前へ、それ以外は後ろへ。情報によれば動きはそこまで速くないそうなんで、とりあえずは様子見から入る。
ハルはそのまま背中で待機。スーホとクマゴローも、あっちから仕掛けてくるまでそのまま。異論は?」
「無い」
「とりあえず了解」
一応はリーダーなので指示を飛ばしてみれば、各面々から了解の意が返ってくる。実際、奇襲をしようにもまだボスが現れていないのでそれしか出来ないのだが。
やがて地響きと共に地面が盛り上がり、周囲の砂利を巻き込むようにして人型を形成する。まず間違いなく、アレがタコナイトゴーレムだろう。身長は5m程度で意外とデカイが、体型としては多少腕が長い程度で後はずんぐりむっくりの人型だ。シルエットとしては力士に近いか。
「さて、とりあえずはゾフィーの《アーマーピアース》頼りで仕掛けていこうかと思うが、他に作戦とかある奴居る?」
「あー、作戦やないですけど、正直アレ相手に何か出来る気がしませんな」
「俺も、そろそろランスの耐久値がヤバい。出来れば、温存したいんだが」
「まあ、仕方あるまい。とりあえず、カブータスは無理そうだと思ったら下がってて良いぞ」
カブータスが手を上げて正直に申告する。彼は今日のパワーレベリングで種族レベルこそ13まで上がっているものの、アビリティはスカスカである。このゲームではアビリティレベルに応じてステータスが上がるので、実際にはカブータスを戦力として数えるのは厳しい。双方分かっていて誘ったので、コレについては既定路線である。
スーホのランスに関しては、いささか予定外ではある。ただ、現時点でゴーレムにどの程度有効打を与えられるかは未知数なので、無理して使い潰す必要もあるまい。サブとしてイービルアント・ナイトから奪ったランスがそれなりの数あると言うので、そちらを使って貰うことで合意する。
他に無いかと一同の顔を見渡すと、少し考えてからクマゴローが挙手した。
「ちょっと良いかな。確証は持てないけど、あのゴーレムって核があるタイプじゃないかと思うんだよね」
「根拠は?」
「最初の演出で、周りの石を巻き込んで人型を形成してただろう? と言うことは、『石を巻き込む』何かがあるんじゃないかと」
これまで、わざわざ演出を伴って出現したボスというのは記憶に無いので、そこに意味があるのではないかというのが、クマゴローの意見だった。納得できる話ではある。
そもそも殆ど情報が無い状態で、他に当ても無い。試してみる価値はあるだろう。
「核があると仮定して、とりあえず一番怪しいのは腹か」
「わざわざアンコ型の体型してるしな。あの大きさで、胸だの頭だのに手を出すのも一苦労だろう」
「つー訳で、ゾフィー、とりあえずあの腹のど真ん中をぶち抜く感じで《アーマーピアース》用意」
「Roger!」
作戦を伝えれば、待ってましたとばかりにゾフィーがアイテムバッグを漁りだす。「石コロなら在庫がたんまりあるぞ」と問えば、「もっと良いのがある!」と返された。
やがて取り出したのは、石製の鏃だった。恐らくは黒曜石の様な物を磨いて作ったのだろう。かなり貫通力の高そうな見た目をしている。
「じゃーん、お父さんが作ってくれた特製弾!」
「お、良い感じだな。ちなみに、何発あるんだ?」
「5発!」
バッと右手を広げてゾフィーが応える。当人は誇らしげだが、つまりはあの特製弾でゴーレムを倒すには、一発で20%程度のダメージを与えないといけないと言うことだ。流石に無理だろう。
とは言え、本人のやる気に水を差すのも憚られるし、最大火力を確かめるという意味ではここで試射するのは悪い案では無い。どの程度数を揃えられる物なのかはジョージに後で確認せねばならないだろうが、とりあえずは撃たせて見ることにした。
ゾフィーが狙いやすいよう、ゴーレムから10m程度の距離まで近付く。今の所ゴーレムはゆっくり歩くだけで特に攻撃の素振りは見せていない。警戒は怠らないようにしながらも、ゾフィーに合図を出した。
「よし、発射!」
「《アーマーピアース》発射!」
「…………!!」
ゴーレムは発声機関こそ持たないようだったが、腹をぶち抜かれてあからさまにダメージを受けた素振りを見せている。一定の効果はあったようだ。
仲間の所まで引き返し、観測していた来夢眠兎に確認する。
「ダメージは?」
「ゲージ量からの推測になりますが、恐らく数%といった所かと。有効ではありますが、それだけで倒せるほど甘くはなさそうですね」
「ぐぬぬぬぬぬ……!!」
虎の子の特製弾の効果が思った程ではないというのが、ゾフィーには不満だったらしい。すぐさま第二弾を発射しようとするのを、オズとラインハルトが押しとどめる。
「残り4発しかないんだから、無駄遣いは止めとけって」
「そうそう。残りはトドメの時用に取っとこう、な?」
尚も不満そうではあったが、流石に算数が出来ないほどに我を忘れた訳ではないようで、ゾフィーは特製弾をバッグに仕舞った。一同、胸をなで下ろす。
相変わらず、ゴーレムはゆっくり歩きながらこちらへ向かってくるだけだ。観察する暇だけは十二分にあるのだが、なんとも不気味ではある。
「とりあえず、検証のためにも腹をぶち抜く必要があるか。ハル、ゾフィー、とりあえず降りろ」
「ヤダ! もうすぐ《アーマーピアース》使えるようになるから、もう一発ぶち込む!」
「……仕方ない、ゾフィーが腹をぶち抜いた時点で、ハルはゾフィーを抱えて離脱。んでもって、オッさんがゾフィーのぶち抜いた跡に追撃。それで良いな?」
「Roger!」
「もう、すぐ意地になるんだから」
どうやらゾフィーの頭は完全に冷えた訳ではないようで、やる気満々である。どのみち、検証のために《アーマーピアース》を打ち込み続ける必要はあるので、この際やる気が無いよりは遥かに良い事だと思うことにした。ラインハルトも妹の説得は諦めたようで、作戦に異は唱えない。
先程と同様にゴーレムから10m程度の位置に付き、そのままゾフィーに《アーマーピアース》を撃たせると同時にゴーレムに突撃する。ジョージの特製弾は伊達ではなかったようで、ゴーレムは先程のようなダメージを受けた素振りを見せないが、まあ予想できたことではある。背中から二人の体重が無くなったことを確認し、更に加速した。
ゴーレムが迎撃の体勢を取るが、オズの方が遥かに速い。そのまま、ゾフィーの弾丸が貫通したと思しき場所に、貫手を叩き込む。多分ひしゃげて悲惨なことになると思っていた右腕は、意外にも手首の少し先までゴーレムの腹にめり込んだ。
すかさず腕を引き抜いてゴーレムの射程から離脱しようとするが、腕が抜けない。それどころか、内部に引き込まれる感覚すらある。ゴーレムの右腕がすぐそこまで迫っていたので、咄嗟に左腕を上げてガード。どの程度効果があったかは分からないが、ひとまずHPが6割程度削れただけで即死はしなかった。
「痛ってぇなこん畜生! 《ライトヒール》《ヒーリングウォーター》」
最優先で左腕を治癒し、そのまま右腕の肘関節の隙間に爪を差し入れ、強引に右腕を切断する。ゴーレムの第二撃を寸での所でかわし、そのまま安全圏まで離脱した。
ゴーレムは、そのままゆっくり歩いて追ってくるが、速度差があるのでオズに追いつくことは無い。腹の辺りに残っていたオズの右腕は、ゆっくりと内部に引き込まれて行った。中々にグロい光景である。
背中に戻ってきたゾフィーとラインハルトが、慌てて回復魔法をかけてくれる。
「オッさん、大丈夫!?」
「あー、まあ何とか。オッさんがトカゲじゃなきゃ危なかったかもな」
「いや、トカゲだって自分の腕は切らないでしょ」
軽口を叩けば、律儀にラインハルトがツッコミを入れてくれる。ゲーム内での怪我なぞそう深刻になるような事でも無いので、雰囲気を軽くしてくれるのはありがたい。
某格ゲーで関節技から逃れるために編み出した自切テクニックだが、思わぬ所で役に立った。元ゲーでは、関節技から逃れてもその後隻腕で戦わなければならないので使い所の難しい技だったのだが。
HPが回復するにつれて、失った右腕もニョキニョキと生えてくる。正直、ゲームに慣れているオズからしても、結構キモイ。そのまま、無事仲間の元へ帰り着いた。
「どうにも、クマゴローが正解っぽいぞ」
「根拠は?」
「アイツの腹ん中メチャ熱い。魔導エンジンかスチームパンクか知らんけど、とにかく何か入ってることは間違いない。
あと、腹に手を突っ込んだら中に引き込まれる感覚があったから、恐らくは爆弾なり何なりを突っ込んで、内側から破壊するってのが正規ルートじゃないかと思う」
「そりゃまた、無理難題を言ってくれるね」
自分で言って置いて何だが、現時点では爆弾案は実質不可能に近い。攻撃アイテムというのは回復アイテムに比べれば需要が少ないので、どうしても供給が後回しにされる傾向がある。十分な量が行き渡るようになるには、かなりの時間が必要だろう。
そう言った物を専門にしている生産職と知り合えばあるいは入手可能かも知れないが、そんなロックな人間はオズのフレンドリストには登録されていなかった。
オズの報告を聞いて考え込んでいたスーホが、ふと何かを思いついたようで蟻製の黒いランスを構えた。
「腹の内部にダメージを通せば良いなら、やり様はある。クマ、パイルバンカー行くぞ」
「格好良く言ってるけど、それ僕の方が面倒くさい奴だよね?」
クマゴローのボヤきには応えず、スーホはそのまま駆け出す。クマゴローも、諦めたように後を追った。
何をするのかと思い見ていれば、まずはスーホがゴーレムの腹にランスを突き立て、そのまま離脱する。その後に、後から追いついたクマゴローがランスの柄に掌底を叩き込み、無理矢理ランスを内部に押し込んだ。
自分で取り込むのと他人に押し込まれるのでは違うらしく、ゴーレムは明らかにダメージを受けた様な動作をしていた。クマゴローはその後もランスに取り付いて何かをしていた様だったが、ゴーレムが反撃の体勢をとると深追いせずにそのまま戻ってくる。
「内部が熱いって言ってたから、当てずっぽうで【氷魔法】ぶち込んでみたんだけど、思ったより効いてるっぽいね」
「オズの言う、腹マイト案が現実味を帯びてきたな」
どうやら、刺さったランスを杖に見立てて、そのままゴーレムの内部に魔法をぶち込んでいたらしい。種族的には実は武器も装備可能な、クマゴローならではの攻撃法だろう。
とりあえず、攻撃の目処は立った。
「スーホとクマゴローは、今の攻撃をそのまま継続で頼む。俺は俺で、さっきの奴を続ける」
「HPは大丈夫か?」
「自切だけなら問題無い。ゴーレムの攻撃を食らうとやばいんで、スーホは悪いが囮役も頼むわ。タイミングはこっちで勝手に合わせる」
「分かった。任されよう」
そもそも一撃離脱はケンタウロスの得意とする所で、ゴーレムの攻撃を上手く誘発して逃げるのはスーホが適任だ。腕を差し込む必要がある以上、オズはどうしても敵の攻撃を受けるリスクが高くなるので、コレばっかりは頼むしかない。
「アタシは?」
「ゾフィーも《アーマーピアース》での攻撃継続。お前の場合はフレンドリーファイアでダメージ入らんから、射線とか気にせず撃てるならバンバン撃て」
「オッシャァ!」
「で、僕はワルトが攻撃するタイミングで、ゾフィーを連れて逃げるんで良いんだよね」
「地味だけど重要な役割だからな。スマンが頼むわ」
「分かった。まあ、昨日活躍したし、今日はゾフィーに譲るよ」
ゾフィーとラインハルトにも指示を出しておく。実際、ラインハルトの役割はかなり重要だ。回復役が居なければ、オズが腕を自切してから再攻撃までの間隔が長くなる。言ってしまえばDPSに綿密に関係してくるので、二人の安全確保は優先課題でもある。
そのまま、戦闘を再開した。
スーホとクマゴローが連携をかけたタイミングで、オズもゴーレムの死角から腕をぶち込む。そのまま内部で魔法を炸裂させ、右腕が肘の少し手前まで取り込まれた所で、自切して離脱。ラインハルトとゾフィーに回復して貰って、また突っ込むのを繰り返す。
何度か攻撃を欲張りすぎてヒヤっとする場面もあったが、繰り返す内に自切の動作もスムーズになってきて、このまま安定した状態で推移して行くに思えたのだが――
「ゴーレムのHP、3割を…… きゃぁっ!」
来夢眠兎の報告の途中で、ゴーレムが爆ぜた。人型だったゴーレムの体が爆発するかのように飛び散り、近くに居たクマゴローとスーホは為す術もなく巻き込まれる。爆発はかなりの威力を伴っていたようで、スーホとクマゴローは勿論、騎手の来夢眠兎とキリカマーも一瞬でHPが0になって、エフェクトを残しそのまま消える。
少し離れていたオズも、少なくないダメージを貰っている。
先程まで人型のゴーレムが居た位置には、今は赤いモヤの様な物が浮いていた。そのモヤを守るように無数の石が浮いており、そしてそれはやがて渦を巻くように回転し始める。
この時点で、オズは自分の生存を諦めた。
「ハル、ゾフィーを連れて全力離だ――!!」
指示を出し終わるよりも早く、オズのHPが0になる。
気がつけば、最初のログイン地点にもなっているスータットの中央公園噴水前広場に居た。少し周りを見渡せば、先にリスポンしていたスーホ達を見つける。
そのまま合流しようとした所で、新たにラインハルトとゾフィーが現れた。どうやら、離脱が間に合わなかったようだ。
「ゴメン、思った以上にゴーレムの攻撃範囲が広くて、逃げ切れなかった」
「いや、俺が中途半端な位置で待機させてたのが原因だしな。そもそも、リーダーの指示聞いてて勝てないならそれは全部リーダーの責任だ。お前の気にするこっちゃない」
ラインハルトが謝ってくるが、指示出しはリーダーであるオズの役目であり、それに付随する責任はオズにある。二人は初死亡だった筈だが、存外ショックを受けていないようなので安心した。
恐らくは、ゴーレムのHPが減ったことで発狂モードになったのだろう。あんな劇的な変化をするというのは予想外だったが、まあ言い訳でしかない。反省会でもしようかと他のメンバーと合流した所で、ふと違和感を覚えた。
「他の奴等、来ないな?」
「諦めずに頑張ってるんじゃない?」
そんなに間を置かずに全滅するだろうと思われたレイドメンバー達は、予想に反してリスポンしてこない。ラインハルトは楽観的な予想を立てたが、あの石の竜巻みたいな攻撃からどう逃げ回っているのか予想も付かない。
その場を勝手に離れるのも不義理だし、どうした物かと首をかしげていたのだが、しばらくしてカブータスがリスポンしてきた。
「あー、しくったわ」
「おう、カブータスお疲れ。早速で悪いんだが、あっちがどういう状況か教えてくれないか?」
「あ、お疲れさんです。えーと、どっから話したもんか。
あのゴーレム、動きがメッチャ遅い上に、近くに居る奴を優先的に狙う性質があるらしいんですわ。それも完璧じゃないんで、俺は死に戻っとる訳ですけど。
んで、あの形態だと若干ですが魔法が効くらしいんで、俺とジョージさん達が囮で、ゲッコーさんに乗った来夢夫妻が魔法撃って何とか頑張ってますわ」
意外な展開に皆で顔を見合わせる。考えてみれば、今までコアを守っていた石をバラ撒いたのだから、その分だけ防御が疎かになるというのはまあ納得できる。
ゴーレムのターゲット決定にしても、絶えずヒットアンドアウェイを繰り返していたから気付かなかったが、少し離れていたメンバーからすればどういった物か分かりやすかったのだろう。総じて、オズがイケイケ過ぎた所為で前線組は死に戻る羽目になったようだ。
「なんつーか、アレだな。答え合わせして自分の駄目だった所が浮き彫りになると、スゲー凹むな」
「まあ、そこまで落ち込むこともないんじゃない」
「そもそも、乗騎2とクマゴローって編成の時点で、電撃戦になるのは必然ではあるしな。『次はもう少し慎重に行こう』なんて言っても恐らく無駄だし、諦めた方が良いだろ」
自分の駄目さを嘆いていると、クマゴローとスーホからフォローが入った。
実際問題、オズ一人なら「次はもっとイケイケで行こうぜ」で済むのだが、他人を巻き込んだとなれば流石に申し訳なさの方が先に立つ。とは言え、慎重に行こうにもこの面子だと電撃戦以外の作戦が取りにくいのはスーホの言う通りなので、それはそれで悩ましいのだが。
とりあえず、ボスのHP把握はもう少しこまめにしなきゃなーだの、俺も【鑑定】取るべきかだのと話している内に、マルガレーテとジョージがリスポンしてきた。時計をみれば、オズ達が死んでから10分近く経っている。
こりゃいよいよ駄目かと思ったその時、目の前にインフォメーションが現れた。
タコナイトゴーレム を討伐しました。
コナイタ山地 が攻略されました。鉱山街イアンカーボン へ進行可能となります。
タコナイトゴーレム が初めて討伐されました。規定人数オーバーの為、ボーナスは入りません。
一同の間に、凄い微妙な空気が流れる。
「よし、楽勝」
「いや、流石にそれはねーわ」
ゾフィーに対するツッコミも、全くキレが無い。
こうして、酷く情けない状況ながら、オズ達はトッププレイヤーも討伐できなかったボスを討伐してのけたのだった。




