85日目(3)
85日目(3)
うかつにうかつにうかつに騒ぎ立たタてずさワぎたたたてたりせず
いつもつもつつついつもももも通りに通りに通りの態度で
何も何も何も何も何も何何何何何何何ニ何もおおおおお起きてはいません
「なああにもおきてはああああああ、いませえええええんっ!」
緑に変色した頭部の肉が、拳で砕ける。
『あいつら』の言う通り、何も起きてなんかいないんだ。
だって、これが私の、何でもない今まで通りの毎日だ。
そして、こいつらの、何でもない今まで通りの毎日だ。
生前から何も変わってなんかいない。
こうやって生きて来たし、死んですらも抜け出せなかった。
食って食って食って壊して壊して壊して――そして言い訳し、沈黙する。
他者に、踏みつけた足の下に、何も自覚する事はない暴力と保身。延々と繰り返され、その終わりはどこにもない、あさましく醜悪な日々。
完全な死体となった最後の発現者から離れると、津衣菜は木立の中を走り出す。
「いたぞおおっ!」
「うかつにさわいではああああ、いけませええええええんんっ!」
暗い木の陰から現れたフロート。銃ではないが、斧か何かを両手に持っている。
津衣菜は彼に飛びかかった。
その肩口に喰らい付きながら、全体重をかけて押し倒す。
口の中に残った死者の肉片を、喉の奥へと流し込んでから叫んだ。
「いつものこトでしょオおお、変なコトみたいにイイ騒がないでヨおおおぉぉおお」
「な――何、おめえ何言ってんだ――があっ!?」
ずぶり。
男の両目に、人差し指と中指が第二関節まで沈み込む。
指を抜くと、赤い血ではない、白と薄茶色の体液だけが二つの眼窩から溢れた。
「はは……あはははははははっ!」
濁った白目と金色の瞳で呻く男を見下ろすと、津衣菜は哄笑した。
笑いながら、男から取り上げた手斧を頭上まで振り上げて、あり得ない勢いで何度も降り降ろす。
「ははははは! 異状なし! 異状ナし! 異じョウなシいイイいいひひひひゃははははっ!」
動かなくなった男の顔面を破壊し尽くすと、津衣菜はふらりと立ち上がった。
新たな追手が現れる様子はない。
「はははははっ……ははははははは……ふ……ふへっ……ひへへ」
未だに顔を歪めてへらへらと笑いながらも、幾分正気を取り戻した頭で、また林の中を進む。
分かっていた。
二日以上薬を摂れず拘禁されていた、その影響は自分にも現れているのだと。
前から薄々感じていた事だったが、フロートになってから、津衣菜は夢と現実とを区別しにくくなっていた。
痛みも手触りもなく、暑さも寒さも匂いもない、音と光だけの理不尽な光景が続く世界。
彼女の体験するフロートの現実。それは、見る夢との違いが希薄過ぎた。
それが酷くなれば、彼女自身の思考や感情もまた、夢の中でのそれに近くなる。
さっきまで振り上げていた両手を、目の前へ掲げた。
腐汁や体液に染まった掌は、それらの色とも別に、皮膚そのものも灰色にくすんで見える。
自分自身が今、そういう色になっているのだと、容易に理解出来た。
彼女の理性は抵抗し、絶え間なく警告を発している。
『急がなくてはならない』と。
木々の向こうにアスファルトの林道が見えて来た。
あとは、道沿いに無人給油所まで――そう思った時、津衣菜は足を止めた。
林道を何かが歩いている。
一体じゃない。二体、三体……四……五……
道路のあちこちを、複数の発現者が当てもなく徘徊していた。
道の先では、止まった車の一台に、三体程の発現者が群がっていた。
車は一体を跳ね飛ばしながら、すぐさま走り去った。
発現者達をコントロールするフロートの姿は見られない。彼らをここへ連れて来て、そのまま放置しているらしかった。
全身が腐った歩く死者達は、次に通りがかった車へ集まろうとしていた。彼らに迫られた車はハイビームを点滅させる。
こんな事を何度も繰り返していたなら、町は大騒ぎになるだろう。
ハイビームの後、その車も物凄い加速で走り去った。
木の陰から津衣菜は呆然と眺める。この後に起きるだろう事も、彼女には分かっていた。
「もう無茶苦茶だ……こんなんじゃ、対策部は……すぐ来る……」
例え拠点のない苗海町でも、フロート絡みの大事件があれば、対策部は迅速に現れる。日香里の話からも、それは分かっていた。
しかも、この町のフロート達は、『作戦対象』になってしまっているのだ。
演習中の作戦部隊は、朝を待たずに――下手すれば日付が変わるのも待たず、やって来るだろう。
対策部は、彼らと日香里を区別しない。人を襲うが襲うまいが、対策部にとっては『同じもの』でしかないからだ。それも今の津衣菜には良く分かっていた。
津衣菜は道路上の発現者に見つからない様、今度は慎重な足取りで給油所を目指す。
こうなったら、何としても数時間以内に、日香里を救出しなくてはならない。
たとえ、奴らを皆殺しにしようと。
木々の間から見えた給油所に、津衣菜はひとまず安堵した。
だが、その近くで複数の車が路肩に止まっているのが見えた。何人もの男女が、車から降りて話し合っている。
携帯でどこかへ電話している者も、スマホを覗いている者もいた。
会話の端々が、津衣菜の耳に届く。
「ゾンビ? いやいや何言ってんの、え、本当に」
「セルフのガソリンスタンド前だけど……ここから300メートルもないって?」
「『苗海町 ゾンビ』で検索したらもう凄いよー、なんなの」
「族の乱闘じゃないのって聞いたよ、最近の族はゾンビのコスプレして喧嘩すんのかって言われた」
この先の惨状は、既に情報となって伝わっている。それをキャッチした人々が、ここで止まっていたのだ。
津衣菜はそっと林道へ出て、給油所へと歩いて行く。
車の所にいる人々のうち一人か二人が、津衣菜を見てぎょっとした顔を浮かべる。 彼らは、奥の自販機コーナーにある公衆電話に向かう津衣菜を、じっと見ていた。
彼女が100円玉を次々投入している時も、彼らは引きつったままの顔で見守っている。
投入した硬貨は、全て釣銭入れから出てしまう。
故障しているのかと利用案内プレートを見て、受話器を上げてから硬貨を入れるのに気付いた。
生前、津衣菜は公衆電話など一度も使った事がない。
受話器を上げて再び硬貨を入れる津衣菜を見て、彼女を見ていた者は初めて顔に安堵を浮かべる。
公衆電話を使おうとする彼女の挙動から、普通の人間だと判断したのだろう。
照明はあったが、遠目に肌の色はあまり目につかない。
「もしもし」
また3コール目で遥は出た。もしもしと言った後、彼女は黙っている。
自分の携帯じゃない事を思い出し、すぐに津衣菜は名乗った。
「津衣菜だ。逃げて来た。今は近くのガソリンスタンドにいる」
名乗った後に、短く区切った言葉で報告する。
「そうか……今の苗海町の騒ぎは分かっている。あんたらが何かやらかしたんだろうとは思っていたけど」
「あいつらは何もかも甘く見ている。猟銃とダイナマイトで、対策部も、私らも黙らせて、人間食い放題だと思ってる……フロート狩り以上の甘さだ。そして、その事をどう説明しても理解出来ない」
「そうだね……あんたらは、今夜中にそこをおいとましなきゃならないよ」
「それも分かってる。丸さんは?」
「勿論、まだそっちにいる」
喋っている間に受話器からカチャカチャと、コインを消費する音が聞こえる。津衣菜は内心焦りながらも、話を聞くのに集中した。
「あんたのいるのは『JEN苗海SS』だね。そこでガソリンは買えるかい」
「無理だ。金なんてない。この電話も」
「だろうね。自販機コーナーの裏に回って、ゴミ置き場の赤いシートをめくって。廃油缶に混じって綺麗なスチールタンクが一個あるから、それだけ持って稲峰家廃屋へ向かって」
遥もこっちの事情を察したのか、手短に『する事』だけを説明した。それが何なのか、それで何をするのかの説明も省略して。
「日香里の具合はどうだい……そこに、いるのかい?」
「いない。まだ教会にいる」
「……あの子の希望で……かい?」
津衣菜の答えに、遥は自分が抱いた疑問と同じ事を聞いて来た。
遥らしくもなく、声に不安が混じっている様に聞こえた。
「違う。あいつはそっちへ帰りたがっている。折り返し、迎えに行ってやらなきゃいけない」
「そうか……」
帰って来た遥の声には、やはり安堵があった。
「あの子の帰る場所が教会だったら、私らは今夜、それをなくしてしまうのかも――」
言葉途中で短いアラームが鳴り、電話は切れた。
自販機コーナーの裏へ行くと、遥の言った通りゴミ置き場があり、赤いシートに覆われた一画があった。
シートの下には他の廃油缶に混じって、それらと違う小麦色のタンクが一個。
津衣菜はその取っ手を持ち上げる。持ち上がるまでの時間から、中の液体はほぼ満タンだった様に思えた。
遥の指定した廃屋は、林道の向こう側の林の奥にあった筈だ。
片手に缶を下げて表へ回ろうとした時、車のエンジン音が聞こえた。
車が一台ずつ、向きを変えて町の方へ走り出している。これ以上先へ進むのを諦めたのだろうとしか、その時の津衣菜は思わなかった。
表に出た時、彼らにはもっと切迫した事情があったのだと気付く。
発現者の群れが、給油所から二十メートルばかりの所まで来ていた。
彼らは津衣菜の姿を認めると、不安定な姿勢で彼女へ走って来る。
津衣菜は踵を返して、缶を持ったまま走った。
当てもなく林道を何百メートルも走った。目的の廃屋は既に離れてしまっていた。
発現者達がまだ追って来ているのが、気配と音で何となく分かる
「――――こっちゃ来いよお!」
前から怒鳴り声が聞こえ、津衣菜は道の先へ目を凝らす。
百メートル以上先に丸岡が立っていて、片手を大きく振って手招きしながら、彼女へと怒鳴っていた。
「置けえ! それ置け! 置いてこっちゃ来おっ!」
数十メートル手前まで来た時、丸岡は言った。言われるまま、津衣菜は缶を地面に置いてから再び走る。
丸岡は片手を振りながらも、もう一方の手にはガラケーを握っていた。
親指をせわしなく動かし、キーを打ち込んでいる。
丸岡の所に辿り着いた津衣菜は、二、三度ステップを踏んで彼の背後で立ち止まった。
身体の向きを変えて、後ろから彼の手元を覗く。
彼が打っていたのは、普通の携帯番号に見えた。まだ通話状態にはなっていない。
丸岡の視線の先には、津衣菜の置いて来たスチールタンクがあり、発現者達はそこまで来ていた。
彼らがタンクと並んだ時、丸岡は通話キーを押す。
タンクを中心にして、オレンジの光が左右へ広がった。
次の瞬間、ごうっという音と共に、光は黒煙混じりの炎の幕となって垂直に立ち昇る。
黒煙の下、その場にいた発現者達は一人残らず炎に包まれていた。
彼らは津衣菜を追うのをやめ、両腕を緩慢に動かしながらバラバラの方向へと歩いて行く。
何歩か進んだ所で倒れ、あるいは立ったまま動かなくなった。
「丸さん……これは?」
「本当ぁよ、ガソリンスタンドに全員集めさせて、そこでボーンってやるつもりだったんだけどよお」
津衣菜の尋ねる声に、丸岡は愚痴る様に呟く。
「まあ、しゃあねえなあ」
そう言って丸岡は、また別の番号に電話をかけ続け、その度に林のあちこちから黒煙と火の手が立ち昇る。
「こうなったら、このままやっぞ。おめえら連れ出した後の、最後っ屁にすっ筈だったんだけどよう」
各地で上がった火の手は、樹木や枯葉に燃え移り、乾燥した風に煽られて広がって行く。
このまま行けば火と火が繋がり合って、短時間のうちに、より大規模な火災となるだろう。
「ここら一帯丸焼けだあ。こりゃあ、消防来てもちょっと消せねえぞ」
丸岡のその一言に、津衣菜は顔を強張らせた。
「丸焼けって……これじゃ、教会も……」
「ああ、ダメだな。何だ、聞いてねえか。嬢ちゃんの帰っとこなくなるってよお」
「馬鹿! 中にまだ日香里が!」
「だから急ぐんじゃねえかよう。おら、ボヤボヤすんな」
津衣菜が鋭い声を上げるが、丸岡はそれを軽くいなして林の中へと入っていた。
ざざざざざと、枯葉を踏む音が連なる。
ただ歩いているとは思えない速度で、丸岡の姿は木々の奥へ遠ざかって行く。津衣菜は慌てて駆け出し、彼の後を追った。
この家の住人がいなくなった理由は定かじゃないが、生活の途中で人だけが消え、全てがそのままで何十年も放置されている。
『稲峰家廃屋』は、そんな感じの場所だった。
床も柱もさほど朽ちてなく、家財道具の保存状態も良かったが、平屋建ての家はフロートの集団が拠点とするには小さ過ぎた。
なので、津衣菜達も調査の対象からは早々に除外していた。
その廃屋の居間で、津衣菜は丸岡から大きめのリュックサックを手渡される。
中を見ると、直径5センチ、長さ3~40センチぐらいの金属製の筒が、何本も詰め込まれていた。
「電話は使ってねえ。スイッチ入れて5数えたら両端から煙が出て来て、次に……ボンッだ。火力もさっきと違うからよお。近くの一人か二人が火だるまになる程度だあ」
「屋内で使ったら、それで終わんないんでしょ……」
「ふん、分かってるじゃねえか。外でウロチョロさせねえ為の大火事だからよう。あれらぁぎゅうっと集めて集めて、たまり場まで追い詰めたら、どんどん投げ込んでやれ」
津衣菜は横目で窓を見る。遠くの火災は、さっきの倍以上に膨れ上がっている様に見えた。
まだ教会や病院へは迫っていないが、時間の問題だ。
消防車のサイレン音も、これまでこの町で聞いた中では一番大きく、多く響いている。
サイレンに混じって、頭上を通過するヘリの音が近付き、やがて遠ざかった。
「あんた……最初から、奴らを全滅させる気だったのか」
「あん?」
リュックの雨蓋を下してから津衣菜が呟くと、丸岡が目を剥いて聞き返して来た。
「あれからずっと……ガソリン用意して、林の中に仕掛けて回ってたのか。こんな手製爆弾作ってたのか。そもそも……発火装置なんか持って来ていたのか。話も聞いてない内から……準備が良過ぎるんだよ」
「おお、本当にたまにゃ賢いな、おめえは。多分ねえたあ思ってたけどよぅ、万が一にもあれらが契里の話に折れて、これから仲良く助け合いましょうなんてなんなあ……勘弁だったかんよ」
「奴らがこっちの要求呑んでても……不満なのか?」
「だって、あれらぁよう、『人間を辞めちまってる』んだぜ」
津衣菜の問いに丸岡は少しだけ目を細めて、短く答えた。
「人間を辞め……?」
「だあ。どんだけ話通じても、人間辞めちまってるもんと向伏のフロートをお付き合いさせる訳にゃいかねえ。契里の姉ちゃんが何言おうと、俺ぁ“統括”の一人としてこいつを譲る気はねえ」
「対策部の目があるからか」
「それもだけどよお。ああいうのアリにしちまうと、俺らの軸が『あっち』にぶれて行っちまうんだよ……分かっかよお」
津衣菜は答えない。迂闊に『分かる』と答えられなかった。
丸岡の言う『あっち』には、自分も含まれている気がしたからだ。
「遥は、あんたがそうするの、知ってたのか……?」
「いいや。気付いてるかもしれねえけど、話はしてねえ。構わねえよ。死んでも女の尻に敷かれる丸さんじゃねえってんだ。モメたらとことんやってやるつもりだあ」
丸岡は再び目を大きく開け、ぎょろりと津衣菜の顔を睨んだ。
「そう言や……おめえもかなり“顔色悪い”な」
津衣菜にとってどこか既視感のある台詞を、丸岡はどこか含みのある声で吐いた。
そして、思い出した様にタンスの引き出しを開け、中から銀色の薄いアルミケースを取り出す。
「何勝手にタンス使ってるのよ……それに、置きっ放し? 燃えても構わないって事?」
「あほかい、こっちに火が来ねえよう計算ぐれえしとる」
ケースの蓋を開けると、様々な種類の薬剤が整理されて収納され、端の方に250mlサイズのボトルが数本並べられていた。
「すっかり忘れとった。ほれ」
ボトルの一本を取ると、蓋の上からストローを立てて津衣菜に差し出す。
津衣菜はそれを受け取る。何故か、ストローは二本立てられていた。
「……おめえもかなりの塩梅だで。入れとけ」
『飲め』じゃないのが一瞬気になったが、津衣菜は言われるままにストローの一つを口に含もうとした。
「ああ、違う違う。そうじゃねえ」
津衣菜を見て丸岡は首を横に振る。
一本じゃなく二本とも口にするんだったのか。津衣菜がそう思いかけた時、丸岡は彼女の手からボトルを取り上げた。
「こうやんだよ」
言うやいなや、彼は二本のストローを津衣菜の鼻の穴に勢い良く突っ込んだ。
そして、人間離れした握力で、思い切りボトルを握り潰す。
ばしゅうううっ!
「――――――!?! るおghんm^@8yc8!?」
痛みも苦しさもない筈だが、頭蓋の内側で何かが炸裂する感触を、確かに感じる。
津衣菜は全身をのけぞらせ、小刻みに震え出した。
どれ程の圧力だったのか、口と鼻は勿論、目からも耳からも何か液漏れしている。
「どうだい、文字通り『頭を冷やす』薬だあ。色々と効きそうだろが?」
「……この……野……郎…………」
震える声で、ニヤニヤ笑っている丸岡を罵る津衣菜だったが、彼の言う通り意識や身体の節々にこびり付いた澱の様なものが、すうっと流れて行くのも感じていた。
「ふん、目の色も普通になっとる。効果てきめんじゃねえか」
「目……?」
顔を覗き込みながら頷く丸岡へ、津衣菜が聞き返した時だった。
ドンッ!
ガソリン缶とも違う爆発音が、短く地面を揺さぶった。
かなり『近い』感じの音。
二人で窓に這い寄り、外の様子を確かめた。
木々の向こう、燃えている一画に、炎の黒煙とは別の煙が上がっている。
「あれは……西沢病院の方角……あれも、あんたの仕掛け……?」
「いいや。ありゃダイナマイトだな。あちらさんのよ……爆破消火と来たかい」
ケースをタンスに仕舞うと、丸岡は立ち上がった。
津衣菜も顔を拭って立つ。
「さあ、向こうも泡食ってるうちが勝負だあ。こっから一気に畳み掛けんぞい」




