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アルカンシエルーー双葉の核ーー  作者: 一条 洸
始まり
1/9

始まりの物語

ちょこちょこ書いていきたいと思います。

よろしくお願いします。


※ この作品は流血、および一部残虐な表現があります。

苦手な方はお控えください。

はじまり


アスフィニア王国歴

562年 9月16日

この国の一人の少年の物語をここに記そう。


少年は一人だった。そう一人ぼっちだった。それは家族や友がいないというわけでも世界にたった一人、少年しかいないということでもない。

少年は孤独だった。彼の全てを理解できる理解者がいなかった。彼の見ている世界と同じ世界を見る人がいなかった。そう言う意味での一人だ。


たった一人の少年。


彼を語るにはあの日から語るのがいいだろう。


あの日、あの扉でーーーーー。

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