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始まりの物語
ちょこちょこ書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。
※ この作品は流血、および一部残虐な表現があります。
苦手な方はお控えください。
はじまり
アスフィニア王国歴
562年 9月16日
この国の一人の少年の物語をここに記そう。
少年は一人だった。そう一人ぼっちだった。それは家族や友がいないというわけでも世界にたった一人、少年しかいないということでもない。
少年は孤独だった。彼の全てを理解できる理解者がいなかった。彼の見ている世界と同じ世界を見る人がいなかった。そう言う意味での一人だ。
たった一人の少年。
彼を語るにはあの日から語るのがいいだろう。
あの日、あの扉でーーーーー。