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しるし(詩集)

濃厚な夜が欲しい

作者: さゆみ


また眠るきっかけを奪われた

シャワー浴びてヘビ毒成分入りの安物のパックなんかしてみて

烏龍茶飲んで早く寝なきゃと焦る

窓開けたら風が気持ちよかったけどゴーゴーズ唸ってて

そういうのは嫌だし星なんて一つも見かけない

びっくりしたのは夜が薄すぎるってこと!

いつの間にこんなに薄っぺらになったのよ

これじゃ子供騙しだよ詐欺ってる


もっとこう濃厚なんじゃなかった?

もっとこうあたしを陥れるふうにしなきゃ駄目じゃん

ちゃんと役目果たしなよ


イミテーションばりばりの明かりなんか要らないから

星も出せないなら闇をツクレ闇よ闇!

こんなんであたしが寝れるわけない

ああ濃厚な夜が欲しい!

濃厚な夜に甘えたい!

濃厚な夜に呑まれたい!

濃厚な夜に消されたい!

濃厚な夜に殺られたい!

濃厚な夜に…………





おやすみなさい……

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― 新着の感想 ―
[一言] 欲求不満ですか(笑) 薄い闇 光も纏わぬその空に 何故にその黒を纏わせる 星の輝かぬ 月の光を浴びぬ ネオンライトの届かぬ闇よ 私の心に染み込んで 私を安らかなる眠りに なんてちょっと…
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