⭐︎人物紹介・迷宮踏破編⭐︎
☆すのぴ【青黒き呪いを宿した桃毛の兎人族】
『何度砕けても、前へ進むことを選ぶ者』
本作の主人公。
暴走の影響で感情が昂ぶりやすくなってしまっている。
どうにか平静を保つことで暴走状態に陥らないようにしているが、ハラミの様子にかつての自分を重ねてしまい、彼に対して苛立ちを覚えてしまう。
最終的にハラミが求めに応じる形で思っていることをぶつけ背中を押すことで彼に勇気ある一歩を踏み出させる。
シェイプシフター戦後は蟠りも解けて、ハラミから一層慕われるようになる。
染料によるカモフラージュを施しているが、青黒い紋様が消えないままとなってしまっている。
☆とら【覚悟を秘めた精神的支柱たる兄貴分】
『言葉よりも背中で導く、不器用な守り手』
ギルドに所属する依頼請負人。
ハラミに対して警戒心のなかったすのぴを、心配しつつも見守っていた。
そのことをレインから責められるが、ハラミが何か危害を加える気ならいの一番に阻止する気でいた。
ローウェン達とは旧知の仲であり、彼らが駆け出しの時には僅かな期間ではあったが教育係として指導したこともある。
シェイプシフターとの戦いに決着がついた直後に怪しい動きをしていたぽーに対して疑念を募らせるが……
☆バニラ【愛を説く忠義の暴走系女騎士】
『忠義のためなら暴走すら厭わぬ女騎士』
かぷこーん配下の従騎士。
ロックバイソンの死骸を解体して食材を調達するというサバイバル技術を披露していたが、とある部位については諸事情により廃棄せざるを得なかった。
ハラミの自己肯定感の低さに、彼を大事に想う者達を蔑ろにしていると感じて不満を抱いていたが、シロウとユズリハの想いが愛情から来るものだと伝え、彼を奮い立たせる一助となった。
☆ぽー【不穏な空気を宿す多才過ぎる切れ者生物学者】
『知を追い求める、底知れぬ観測者』
生物学者。
上位個体であるハラミに対して興味関心が尽きず、隙を見付けては質問責めにあわせていた。
ユズリハの手記から彼女の優秀さに感嘆しており、ハラミのバトルアックスの行方について見解が一致していたことに密かに興奮を覚えていた。
ハラミが放つマナの波長を隠匿する魔法や反射魔法など、ただの生物学者とは思えない程の魔法技術の高さを垣間見せた。
シェイプシフター戦の直後、人目を忍んでユズリハの遺体から何かを回収していたが、とらに目撃されてしまい、問い詰められることとなるが……
☆レイン【価値観を揺るがされた魔王の異名を持つ勇士の長】
『笑顔の裏に戦場を隠した〈魔王〉』
傭兵団ニーズヘッグの団長。
魔物であるハラミに対して、憎悪とも取れる敵意を剥き出しにしていた。
ハラミに対する苛立ちはただ魔物だからというだけでなく、力を持ちながらも臆病な性格に対してでもあった。
しかし、ユズリハの手記からハラミが他者から愛される存在であると知る。
自身の危険も省みずにこちらに危機を知らせようとしたり、すのぴ達との関わり方を見て、ただの魔物とは異なるものとして受け止めるようになる。
ハラミが戦う勇気を示してからは少しずつだが態度を軟化してきたようである。
☆ハラミ【愛情を受けて抗う意志を宿した異形の寵児】
『遺志を継ぐ、心優しき牛魔人』
上位個体のミノタウロス。
シェイプシフターに追われる中で時空穿穴に飲み込まれたことで上位個体へと進化した。
元から臆病な性格だったようだが、知性を得たことにより拍車が掛かったようである。
シロウやユズリハ、すのぴ達との交流の中で守りたいという意志を芽生えさせ、シェイプシフター攻略の決め手を担う。
背中を押してくれたすのぴのことを慕うようになる。
迷宮区画から出るにあたって疑いの目を逸らすため、ヒノクニ特有の言葉遣いをすると共にシロウの太刀を身に付けるようになる。
☆シロウ【愛に寄り添う至高の武士】
『静かな愛情を宿したハラミの父』
ヒノクニの武士。
ユズリハとは家族ぐるみの付き合いであったが、≪鬼神の災禍≫により両親を失ってからは自分がユズリハを守っていかねばと地位を高めるため勤めに邁進する。
その結果、将軍からの覚えが良くなり、ユズリハを守っていけるという自信に繋がった。
ユズリハがシンラを卒業してすぐに想いを伝え合い夫婦となる。
ユズリハが病に冒されてからはあらゆる伝を頼って治療を試みたが、回復に至ることはなかった。
最後の頼みの綱として北領に赴くも空振りに終わってしまう。
ユズリハの願いを聞き届け、領根の迷宮区画へ向かい、そこでハラミとの出会いを果たす。
シェイプシフターの内部に収納されていた時空穿穴を露出させるに至るほどの高い戦闘力を有していた。
体力の限界に近かったユズリハを庇い致命傷を追ってしまい、ユズリハに見守られる中、その生涯に幕を下ろした。
☆ユズリハ【愛を以て願いを繋げた者】
『温かな愛情で包み込むハラミの母』
ヒノクニの符術士。
幼少の頃から病弱であったが、符術の才覚に恵まれていたことにより、幼くしてシンラへの入学資格を手にする。
≪鬼神の災禍≫で両親を失ってしまい塞ぎ込んでしまうが、シロウの献身により回復を果たす。
シンラ入学後はイースデンから招聘された天才魔法使いに師事したことで、更に才能を伸ばしていくこととなる。
卒業後には、幼少期の病弱さは見る影もなくなっていたが、数年後には病に冒されてしまう。
治療を目的にシロウと北領へと赴くが当てが外れてしまい、死を待つばかりとなってしまったが、最後に彼と冒険がしたいという願いから領根の迷宮区画に潜り、その中でハラミと出会う。
鋭い洞察力でシェイプシフターの正体に勘付き、その手掛かりを手記に書き留めた。
致し方ない理由があったとはいえ、ハラミを独りにしてしまったことに激しい後悔に苛まれていた。
ハラミのこれからが幸多いものであると願いながら、息を引き取った。
☆チンギス【憧れを追い掛ける欺瞞の首領】
『虚勢の仮面で仲間を守る、臆病な首領』
ノース・ダストの裏社会を牛耳っている(つもりの)マフィア・ホワイトケルベロスのリーダー。
レッド達によりノース・ダストへの帰還を果たすが、その直後に彼らへある提案を持ち掛けたようだが……
☆レッド【魔王を支える威圧的な気苦労人】
『傭兵団を繋ぎ止める、理性の懐刀』
傭兵団ニーズヘッグの副団長。
とらからの依頼によりチンギスたちをノース・ダストへと送り届けた後は、次の任務に向けて物資の調達を行おうとしていた。
しかし、直後にチンギスからある提案を持ち掛けられ……
☆かぷこーん【囚われた世界で抗い続ける清廉な騎士】
『信念のために命を差し出した騎士』
ソルベ法国の正騎士。
謎の空間で再び目を覚まし、そこですのぴと瓜二つの存在と言葉を交わす。
会話の中で、自分が今はTOIKIの体内にいることを知る。
脱出の手掛かりと真実を求め、単身でシャドウのような影の軍勢に立ち向かうこととなる。
☆TOIKI【誰にも殺せぬ恐怖】
『死を拒絶する、世界の歪みそのもの』
Terror Of Impossible to KILL――古代語で『誰にも殺せぬ恐怖の象徴』と称される魔物。
体内に不可思議な空間を有しており、そこにはすのぴと瓜二つの存在がいるようだが、依然としてその生態は謎に包まれている。




