↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祠が壊されて小料理屋に帰ると見知らぬ『もふもふ』妖狐が!?~一緒に住んで壊れた祠を直していたら、なぜか妖狐の尻尾が増えていきました~  作者: 美堂 蓮
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/80

ep.10-3 店の前に落ちていた手紙

大将は料理の手を止めて、不思議そうにルトに尋ねる。



「あれ、すずねちゃんは?おにぎり持たせたけど......」

「いや、俺は会ってないよ。あとこれ、なんか店の前に落ちてたから拾って来た」



ルトは右手を差し出す。

そこには手紙があり、『ゆうなぎの大将へ』と書かれている。



「なんだこれは……」



そう言うと、大将はその手紙を開く。

大将の顔が一瞬にして凍る。

その手紙には、短くこう書かれていた。



『妖狐はあずかった、返してほしければ一人で西地区の荒れた廃墟まで来い。

 期限は、今日の17時までとする』



大将の顔が凍ったのを悟ったのか、ルトは手紙をぶんどってみる。

そしてルトの顔も凍った。

二人は共に時計を見る。



時刻はすでに14時を回っていた。



大将は何も言わず、バタバタと荷物をまとめ始める。

その様子を見たルトは止めようとする。



「おい待てよ!大将一人でどうするつもりだ!?」



大将はルトの言葉で手を止めることなく準備を続ける。

リュックに何かを詰め込み、それを背負った。



「すまん!行ってくる!!」

「おい!話を聞け!!!!」



ルトは大将の腕を取る。

大将は腕を外そうとするが、ルトの腕力が強いのか外れない。

そんなルトに対して大将は怒鳴る。



「おい!!早くいかせろ!!」

「だから待てって。お前、そもそも西地区の荒れた廃墟がわかるのか?」

「そこらへんの人に聞けばいい!!」

「この……馬鹿野郎!!!」



ルトは腕力だけで立っていた大将の態勢を崩して抑え込んだ。

大将は床で動けなくなっているが、バタバタと暴れる

そしてそんな大将にルトは諭しながらも怒鳴った。



「大将!すずねちゃんが心配なのはよくわかる!!

 時間がないのもわかる!!

 焦っているのも、気が動転しているのも!!

 だから……頼むから今だけは話を聞いてくれ!

 俺は西地区の荒れた廃墟がどこか知っている!!

 過去の戦争で未だ廃墟になっているところだ!!!」



大将はその言葉を聞いて、バタバタするのをやめた。

そして泣きそうになりながらルトに話しかける。



「ルトさん……俺はどうすればいい?」

「泣くな!!!!今は1分でも時間が惜しい。

 泣くのはすずねちゃんを助けた時でいいだろう!!」

「あぁ、確かにそうだ」



バチン!!!



大将は自分の顔を両手で力いっぱい叩いた。

大将の顔は真っ赤な手のひらの形が残る。

そしてさっきとは別人のような鋭い顔つきでルトに聞く。



「ルトさん、慌ててすまなかった……」

「謝るのも後だ。西地区の荒れた廃墟まではここから2時間ぐらいかかる。

 つまり、俺たちに残された時間は1時間もない」

「ふぅ……」



大将は目を閉じる。

何を考えているのかは誰もわからない。

数秒後目が開かれる。



「ルトさん、頼む。助けてくれ」

「当たり前だ!!作戦を練るぞ!!」



二人はテーブルに座り、話を始めた。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

「この話面白い!」「続きを読んでみたい!!」思う方は、是非以下をお願いします!


①ブックマークのほど、何卒よろしくお願いします!


②広告の後にあるポイント評価欄を

『☆☆☆☆☆』⇒『★★★★★』

にして評価をしていただけると、めっちゃ喜びます!!!


どれも私のモチベーションにつながります。

毎日を更新を続けるためにも是非お願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。