第二章、トヘロン
月。地球の衛星で、かつて海が有った時は潮の満ち引きを左右し、生物の営みには月が欠かせないもので有った。
「ここにオルタ・マーダスがいる」
そこは月面都市【トヘロン】だった。そう、グレーシスターズに飽き足らず人類は各衛星にも都市を築いていた。そして、案内してきたのが、イベェルである。イベェル・マーダス……。案内されたのはバスター・オル。手にはスプラッシュガンを持ち。同行するのは、清太。監視ドローンを各個撃破しながら、トヘロンの中心部、トヘロンタワーへ向かう。
「着いたな」
そこまでの道のりは楽だった。勿論である。普通の都市を催しているのだから。ただ、人には会わなかった。異常な静けさ。まさか、誰もいないのではないかとさえ錯覚する。だが順調なのはいいことである。
一階、ドローンが受付をしていた。三人に近づいてきて。
「何か御用ですか?」
ザシュ! 清太が愛刀【夕月】で斬った。
「もう知られたな。バスターどうする?」
「勿論……。強行突破だ!」
ダッダッダッ。走る。エレベーターは使えない。なぜなら狭いし、電気を止められたら動けない。牢屋と同じなのだ。だから階段を使う。オルタがいるのは恐らく最上階二百五十階。
「ちょっ、ちょっと待って……。ハァハァ」
三十階辺りでイヴェルが体力限界だ。バスターと清太が異常であるとも言える。
「そうだな、先は長い。少し休もう」
清太が言ったが。
「先に行ってる!」
バスターは聞かなかった。ダダダ! 一人上へと向かう。
バスターが百階あたりに着いた。そこは大部屋になっており、オルタ・マーダスがいた!
「見つけたぞ!」バスターが吠える。
「ふふふ、不法侵入罪で死刑だ!」マーダスがそう言うと、扉から三人が現れた!
大剣をもった人間、脚がキャタピラの半分ロボット、プラント星人。
「行け!」オルタがそう言うと三人はバスターに向かってきて、プラント星人の蔦のムチ! 大剣の大振り、しかしそれは布石で、大剣の重力を使った回し蹴りが狙いだった! バスターはガードするも飛ばされ、そこへキャタピラのドリル突き! バスターは避けられない!
ぐしゃあ!




