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お題シリーズ4

転ばないで

作者: リィズ・ブランディシュカ



 あっ、子供が転んでしまう。


「あうっ」


 よく転ぶのよね、うちの子。


 今も目の前で我が子が転んでしまった。


「あーくん、大丈夫」

「えーん、ままーっ!」


 可哀そう。


 痛そう。


 私はかけよって、「痛いの痛いのとんでけ」をする。


 わんわん泣いていた子供だけど、時期に忘れて笑顔になってくれる。


 とても可愛い。


 そうそう、子供はこうじゃないと。


 可愛い我が子にはずっと笑っていてほしい。


 たとえ何年経ったとしても、私はあなたの親なのだから。

 

 だから、子供が転ばないようにしたかった。


 ずっと転ばないようにしたかった。


「○○くん、今日どこに行ってきたの?」

「○○くん、さっき何していたの?」

「○○くん、お部屋の中、掃除しておいたわよ」

「○○くん、明日の授業で必要なもの揃えたおいたわよ」


「やめてくれ母さん、僕はもう小さな子供じゃないんだ」


 なのに、どうして。

 私のおかげであまり転ばなくなったじゃない。


 なぜ、そんな顔をするの?



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