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魔抜けの陣  作者: ペンタゴン
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僕は魔抜け

初めて投稿させていただきます。

なろうは10年以上前の子供のころから読んでいた読み専だったのですが、自分の世界を書いてみようと一念発起し創作をさせていただきました。

遅筆かつ拙いものになると思いますが、是非読んでくれたら嬉しいです。

よろしくお願い致します。

「…という風になります。以上で発表を終わらせて頂きます。なにかご質問のある方はいらっしゃいますでしょうか?」


 自分の声がゆうに40畳はありそうな講堂の中に響く。

 多数の観衆の目に晒され、緊張で喉がカラカラの中、僕はこれからの受け答えに少しでもマシな答えを捻り出せるように唇を舌で舐め湿らせる。


 「ごほん…。少しよろしいだろうか。」


 白髪で頭に糸を散らしたかのようにみえる一人の中年男性が手を挙げこちらに問いかけた。


 「…バルクマン教授、どうぞ」


 「中々おもしろい研究成果だったと思う。放出する魔力にアンカーホーネットの魔石から取り出した魔力を溶け込ませることで空気中に一時的に魔力を可視化させ、固定させる。すぐに霧散せず、固体のようになった魔力は私も初めてみた。」


 「…ありがとうございます。」


 「それでなのだが、この研究を将来的に魔法学にどのように活かそうと考えているのか展望を聞きたいのだが、君はどのように考えている?」


 …やはりこの教授は一番嫌なところを突いてくる。

もっと嫌味な質問であればまだこちらもやりようはあるのだが、研究者としてはまだ当たり前の質問しかされていない。


 …え?研究者のくせに研究者として当たり前の質問をされてなぜ困ってるのかって?


 それは僕が当たり前のことが出来ないからだ。


 そう所謂「魔抜け」。



 


 









僕は魔法を使えない




 

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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