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勘違い少女

一人,音楽室に置いて行かれた新井花蓮はいかにも陰キャの男,杉本 健にビビっていた,それは異常なほどに。なぜなら彼女は「これをばらされたくなかったら~ぐへへへへ…」,みたいに脅され,いろいろされると思っていたのだ。そう彼女はムッツリだったのだ。このような考え方をしてしまうのは思春期だから仕方ない。(花蓮は知らないが,ぶっちゃけ健は花蓮が思うようなエロいことを考えていた。しかし,それを実行に移せるほどの勇気を持ち合わせていなかったのだ。そう,彼はただの陰キャではなく,童貞をこじらせた彼氏には絶対にしたくない陰キャだったのだ。実際,彼は廊下を走って逃げている感を出してはいるが,目はバッキバキだった。もうそれはあばれ●君ぐらいに。足は前に進んでいるが,体は反って,顔は後ろを向いていた。それぐらい今すぐ花蓮のほうに向かいたかったのだ。彼を変態と蔑まないでほしい。それも,思春期だから仕方ない。全国の男子はわかってくれるはずだ。)

そんなことはどうでもいい。とにかく,花蓮の脳内では健は新井の闇を目の当たりにしたが,

彼の優しさで「お後がよろしいようで」という言葉を残して無かったことにし,立ち去ってくれたと思っていた。そしてその姿に花蓮は,はしたないことを考えていた自分のことを恥ずかしく思うとともにそれとは別になぜかドキドキしてしまったのだ。

それは,ただただ自分が陰キャだと思った健が自分以上にリアルを楽しんでいるように思えたからというのもあるかもしれないが,それ以上に自分を脅して,どうすることも出来たかもしれないのに,自分のことをスルーしたから。これが普通の女子だったら,全国の男子は健と同じことをしたかもしれない。だが,花蓮はとてつもなく美人なのだ。普通の男子はこのような状況に陥ればワンチャン狙うはずだ。そもそも花蓮は助けをそもそも求めることは多くないが,困ったことがあったら

あば●る君みたいに目をしていつも来ていたのだ(下心満載で),みんなが花蓮を放っておかない。一人にしなかった。

それゆえだろう,彼女はその優しさとそっけなさにドキドキしたのだった。

このつながりが後に彼女をだめにするとは知らずに。

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