この世界に堕ちていく
何も無いほどに 何かに囲まれていて
僕等は「一人だ」と、何かを間違えて
「死にたい、死にたい」と、今日も喚いてる
呼吸さえ裏切れるほど 脆くなっていた
誰もいない場所に 僕がいる時点で
「そこには誰かいる」と、独り言になって
「死にたい、死にたい」と、彼女が泣いてる
呼吸さえ忘れ去るほど 狂ってしまった
どうせなら あの日 泣かなければよかったか
「生きたい、生きたい」と、泣いた あの最初の瞬間を
僕が生きている 君も生きている
それだけが正しくて それだけが間違えていて
僕が生きている 君も生きている
それだけで嬉しくて それだけが怖かった
下手をすれば僕達 自分すら裏切り
「本当にいるか?」なんて、疑問を持っていて
「消えたい、消えたい」と、彼は引きこもって
「世界から見離された」と、勘違いを知った
この際だし この日 失くす覚悟でもよかったか
「聴きたい音なんて無い」 その心臓の鼓動も
僕が生きている 君も生きている
それだけが現実で それだけが夢のように
「遥か昔、歴史の中に ある二人の姿が写っていた。
手を繋ぎ合う仕草も無しに 二人は繋がれたと言った。
彼が居なくなった時、彼女は生きていく事を知った。
彼女が居なくなった時、彼は愛する事を知った。」
そして お互いを失くして 涙の中の温もりに
二人は「幸せだ」と言った 何も無い世界で無くして見つけた
生きている事を
僕が生きている 君が生きている
それ自体が奇跡で それだけは必然だった
僕が生きている 君が生きている
その理由は無くて その全てが意味だった
僕が生きている 君が生きている
それだけが正しくて それだけが間違えていて
僕が生きている 君が生きている
それだけで嬉しくて それだけが怖かった
僕が生きている 君が生きている
この世界に生きて この世界を生きて
僕が生きている 君が生きている
この世界に生きて この世界を生きて
生きていたい……




