カエデの唄
最後の一枚を落としたら そこで全部 終わりにしよう
僕等はずっとそうしてきた 何でも諦めつくように
誰もが嫌になったけど 隠れた部屋にはドアノブつけた
「寂しい」と思う気持ちの意味は 一人でなんか生きないように
聴こえてくるのは 誰かの声じゃなくて
耳障りな目覚まし時計
それもそう それが現実だから
汚れて 傷付いて 「生きる事に疲れたよ」
心配ない 最後は望み通り来る
その時までは生きよう カエデ……カエデ……
誰もが嫌になったけど 逃げた道には足跡つけた
「愛しい」と想う気持ちの意味は 誰かを必要とするために
最後の一瞬を迎えたら そこで全部 終わりにしよう
「生きた事も悪くはない」 それを自分への遺書にして
間違いではない 寧ろ正解だった
誰かを求めたその両手
汚れたのは 御互い様だろ?
「嫌だ もう嫌だ」 言いたい放題だろ
その時だけ 誰でも 正直者だよ
諦めは得意だから カエデ……カエデ……
最後の一枚 カエデの葉 落ちたら もう 戻りはしない
最後の一枚 カエデの葉 落ちたら 「じゃあ さようなら」
聴こえるのは 目覚まし時計
それもそう それが現実だから
「汚れた もう嫌だ」 間違えた姿じゃない
大丈夫 世界は君を待っていた
必要な存在だから カエデ……カエデ……
誰もが嫌じゃなかったけど 最後の部屋には鍵をかけて
「さようなら」と小さく呟いた 最後は一人になるように




