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3日目

「やれやれ、異世界って思ったよりハードなんだな」


「『やれやれ』言うな。ゴブリン相手に泣いて逃げ出す勇者なんて、初めて見ましたよ」


「勇者?」


「魔王討伐のために別世界から召喚された者たちは、そう呼ばれるんです」


「じゃあ俺と同じような人間は他にもいるのか。そいつらはどうなったんだ?」


「さあ……」


「目をそらすなよ。怖いだろ」


 街道の先に町が見えた。


「お、やっと着いた。とりあえず、町の中なら魔物に襲われることはないんだよな」


「言っておきますが、安全な町に引きこもっていても、あと27日のタイムリミットが過ぎれば貴方は強制的に元の世界のぐちゃぐちゃの身体に戻されるんですよ。そして死にます」


「わかってるよ」


「元の世界でやってたようなニート生活は通用しません」


「ニートじゃねえよ俺は」


 わりとそれに近いダメ人間ではあったが。



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