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400字で異世界攻略  作者: 秋野レン
26/33

26日目

 クロノスの神殿には温泉があった。


 俺が朝風呂に浸かっていると、となりの女湯から声が聞こえてきた。緑女神と青女神だ。


「うわー青ちゃんって肌すっごい綺麗。スタイルいいし美人だし羨ましー」


 緑が青女神を褒めている。


 そんなことないわよ、私より緑ちゃんの方が綺麗よ、と青女神が言った。


「うそー。私なんか超ブスだしー。青ちゃんの方が絶対キレイだってー」


 俺は前々から、こういう会話をしている女達の本音に興味があったので、壁の隙間から迷宮の鏡で心を覗いてみた。


 青女神は、本心から緑女神のほうが美人だと思っていた。


 緑女神は、本心では自分のほうが美人だと思っていた。


「まあ予想どおりだな」


 納得していたら、俺の覗きはバレて緑女神にボコボコに殴られた。


 夜になって、神殿に警報が鳴り響いた。


 魔王が自ら軍を率いて、この神殿に侵攻してきている、と。




毎日、朝に更新します。

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