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400字で異世界攻略  作者: 秋野レン
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1日目

 目が覚めると緑の髪の女神がいた。


「あれ、俺は確かトラックに()かれたはずだが。もしやこれは異世界転生というやつか」


「ちょっと違います」


 女神が言った。


「貴方はいま元の世界で重体となり生死の境をさ迷ってます。精神だけがこの世界に転移してきたわけです」


「ふうん。それで、俺はこれから何をすればいいんだ」


「30日以内に魔王を倒してください」


「いやだと言ったら?」


「いやなら元の世界に帰してあげますけど、ただ帰っても重体ですからたぶん死にますよ。内臓とかぐちゃぐちゃになってますし」


「ひえっ」


「魔王を倒せば願いが一つ叶います。つまり貴方は命を助けてもらえるわけです」


「選択の余地はないってことか。やれやれ」


「なにが『やれやれ』ですか。もっとやる気を出しなさい」


「異世界に来たら、みんなこう言うんだ」


 こうして俺の冒険は始まった。


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― 新着の感想 ―
[良い点]  異世界転生あるあるネタが笑えた!  面白い!! [一言]  自分も異世界の物語を書いているのですごさがわかる。
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