第八話
過去最高の短さかつ落ちなしです。ごめんなさい(;一_一)
「……あれ?」
さっきまで飛んでくると思っていた衝撃が来ないことに疑問の声が漏れる。
不思議に思い、僕に覆いかぶさっている陽太の腕の隙間からそっと魔物の方を見てみたら……体の中心に細い針のようなものが貫通していてピクリとも動いてなかった。すると、突き刺さっていた針のようなものが急に赤く染まり、魔物は中身が抜けるように細くなっていった。
何が起きているのか理解できないけど、ほかの何かがこの魔物を殺したってことはわかる。僕らはお互いに目を合わせ起きた事象に対しての疑問もあった。でも原因はわからないけど助かったことへの安堵の方が僕は大きくて今やっと自分が腰を抜かしていたことに気が付いた。
「大丈夫か? 立てるか、紅」
「ごめん、無理っぽい。体は起こせるんだけど、足に力が入らない」
「わかった、それならとりあえず俺の肩に――――ってそれも無理か。なら――――」
と一呼吸分思案した陽太は僕に想定外の提案を出してきた。
「お姫様抱っこしてやる」
……なん、だと……ッ?
読んでくださってありがとうございます!
毎日のアクセス数が安定してきたところを見ると同じ方が読んでくださっているのですね。有り難いことです。こんな駄文の塊を読んでいただけるのはなぞですが……頑張りたいと思います。
明日の8月10日の0時もちゃんと投稿しますので、読みに来てくださると幸いです。