第四話
説明会ですが短いです。明日は今回短かった分も含めて多めに投稿しようと思います。ごめんなさい。
陽の光が完全に沈み切り、僕らのいる洞穴の外は真っ暗だ。幸い、陽太が携帯を持ってたから中は明るいけどね。こういうときはイメージ的にたき火だけど、こんな狭い空間の中で火なんて使ったら寝てる間に酸素欠乏症一直線。だから、壁の溝に携帯をかけて僕らのいる場所を照らしてる。でも、そもそも燃やせるものなんてないんだけどね。
そんな中で僕は陽太からもらった菓子パンを小さくなった口でもっきゅもっきゅと食べている。あ、クリームパンおいしい。
口の周りに着いたクリームを吹きながら僕は陽太にさっきの話の続きを促す。
「それで、えっと、なんで僕らはこんなとこにいるの?」
「正確には連れてこられただな」
「連れて……? 一体どういうこと?」
「俺らをここに連れてきたのは……創壊神オムロだ」
彼の口から飛び出したのは全く想像もつかないものだった。
創壊神? オムロ?
「まぁ、そういう反応が普通だよな。……一言でいえば、この世界の管理者、だな。紅に抑えてもらいたい点はあくまでこの世界だということ。この世界、通称『ラテーナ』はその管理者が創ったと言われている」
「ま、待って!……そのここは地球じゃないの?」
陽太は迷うことなくその問いに頷く。
「この世界はその管理者が創ったルールで成り立っている。当然、地球の物理法則なんてものは通用しない。ここは俺らの世界でいう―――――――――――――ファンタジーの世界だ」
陽太の一言に僕は初めどう反応していいかわからなかった。
読んでくださってありがとうございます!投稿後にサイレント改稿をするかもしれませんがあしからず。