プロローグ
おはこんばんにちは!んこにゃです!
以前はことあみという名前で投稿していたのですが、ある事情で心機一転改名して改めて投稿してみました。
詳細は私の活動報告を見ていただければわかると思います。
もともとは子供(一人称が僕)のころの妄想を書いたものなので「『僕』の理想の異世界!」という題名にしました。
読む人を選ぶ作品なので読んでくださる方のために頑張って投稿していきたいと思います!
気がついたら体がすごく熱かった。
特におなからへんが燃えるような暑さだ。そのせいか視界がちかちかして前が見えない。感覚もまばらで、今自分が立ってるのか座ってるのかすら分からない。
確か前にもこういうことあったっけ。
ああ、小6のときか……ブランコから落ちてって……あれ?思い出せないや。まぁいっか。
いつの間にか僕の体を誰かが包み込んでいた。……すごく暖かいなこの手は、陽太?
なんで陽太がここにいるの?……ああそっか、今日一緒に映画を見る約束をしたんだっけ?監督が結構有名な人で名作をいっぱい出しているから、今回も面白いだろうってこいつが誘ってきたんだった。……ぁ、だんだん寒くなってきた。
体が徐々に冷えていく感覚と同時に意識もはっきりしなくなっていく。彼を包んでいた陽太の体も同じように冷えて……いや、微動だにしなくなっていた。
意識を失う前に聞こえたのは悲しみを孕んだような怒声と悲鳴。それが聞こえたときに見えた陽太の顔は真っ赤に染まっていた。
彼らが意識を落とした数時間後、テレビのニュースには通り魔による殺人事件があったことが報道されていた。
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