表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

1

一度落ち着こうか私。

一旦状況を整理しないと。


私はアンリエット=ハーネス。つい最近6歳の誕生日を迎えた侯爵令嬢だ。


よくいるちょっとわがままで独占欲が強く、親に甘やかされた典型的な令嬢だったはずだ。


ただちょっと自分の容姿が苦手であまり鏡を見たがらない変わった子だった。言っておくが別に目も当てられない程ブスなわけではない。


髪と目の色はお母様譲りの美しい菫色だし、顔立ちはお父様に似て少しきつめだが将来は凛とした美人になると想像できる顔だ。この年齢ならまだ可愛らしく見えるはずだけど、ちょっと目元がきついから同年代の子には何もしていないのに睨んでると勘違いされやすそうだけど、まだ可愛いはずだ。

よく小説とかゲームに出てくるような美人令嬢の幼少期のイメージってところね。これは間違っても私の主観ではない。あんなに美形な両親がいるので間違いないはずだ。


でも私は自分の容姿を見るたびにどこか違和感を幼い頃から感じていた。メイドに髪を整えてもらう時にもわがままを言い鏡の前で結わせることを禁じていたほどだ。


だが、6歳の誕生日の時お父様とお母様が私の髪に合う髪留めをプレゼントしてくれたので、鏡は苦手だったがつい眺めてしまったのだ。


「(おかしい。私の髪はこんな色じゃない。黒髪黒目で、顔だってのっぺりとした平たい顔だったはず。こんなの"私"じゃない)」


一度自覚して仕舞えばどんどん溢れてくる記憶。つまり私はいわゆる前世の記憶を思い出してしまったのだ。


いや、思い出しただけならいい。でも、この世界私の常識から考えたら色々おかしい。今でも貴族はいるらしいがお飾りらしいし、その家に生まれたとしてもあまりにも文化が遅れていて、ゲームもテレビもない。例えお母様が教育ママであったとしてもここまで電化製品のない家はないはずだ。


つまりこれはタイムスリップなのだろうか?昔のヨーロッパに生まれたとか?


いやそれにしたっておかしいだろ。だって、中世ヨーロッパ風なのに現代風のお菓子や料理もあるし、髪型だってモーツァルトみたいな髪をしてないし、お父様だって現代風の髪型だ。宗教もキリスト教ではなく、ターロイズ教とか言う聞いたことない宗教だし、どう考えても過去の世界でもないだろう。


でもなんかどこかでこんな世界観見たことある気がするんだよな。よく小説とかアニメでありそうな現代と中世ヨーロッパの入り混じった世界…。

そういえば、前世で流行っていた乙女ゲーム転生ものの設定にもよく似てる気がする。


いやいや、おかしいでしょ。

今まで小説に出るような乙女ゲームだってやってないし、こんな令嬢見たことがないし、気狂いの女の子に殺された覚えだってない。


第一、菫色の令嬢なんてヒロインにも悪役令嬢にもいなそうじゃない。悪役令嬢ってのは銀髪やら金髪で縦ロールが基本装備でしょ。ヒロインはピンク髪や栗色の髪の可愛らしい妖精さんみたいな感じだから。きっとこの世界が乙女ゲームの世界でも私には関係ない。絶対に関係なんかないはずだ。


そう私が贔屓にしていたあの作家さん以外こんなキャラ考えないわよ‼︎


…えっ?

ちょっと待て、今なんか変なフラグ立てた気がする。

たしか、わたしが好きな作家さんの新作はこんな容姿の悪役令嬢の姿に転生した話だったはず。


つまり私は乙女ゲーム転生したのではなく悪役令嬢のでる二次創作の小説に転生したってことなのか…?


やばい冷や汗が止まらない。きっと私の顔は真っ青だろう。

でもこんなのありえない。


つまり私は悪役令嬢が出てるはずの乙女ゲームの原作すらない世界にいるかもってことで…


「その上あの小説新作でまだ三話しか更新してないんですけどー⁉︎」


プロローグ早速手直し入れております。

ちょくちょく矛盾しているところなど直すと思いますがよろしくお願いします。


攻略対象キャラについては次回出す予定です。

ノロノロ考察?ばかりしていますがお付き合いいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ